オンライン校内研修会のススメ

【授業研究】「必要な時にはいつでもオンライン授業ができる」「オンライン授業をやるたびに対面授業の腕も上がる」「オンライン授業も体験授業も同じ仕組みで授業でができる」ことが、これからの先生たちには必要になりそうです。

 そのことは少しずつ教育委員会や管理職の皆さんにも理解が広がりつつあります。でも、そのために「どんな研修会をやればよいのだろうか」と悩んでおられるようです。おススメは「オンライン研修会」を校内で実施することです。なるべくならテレワークで先生たちが自宅や学校や色々な場所からアクセスすることです。それが無理なら、学校内で実施して、担任している教室や準備室や特別室や職員室や会議室などからアクセスしてもらって実施することです。要は「同じ部屋にいるな」ということです。

 更にテーマは「オンライン授業のスキル研修」にしないことです。私は一般的な「授業改善」をテーマにしつつ、「対面授業とオンライン授業に共通する理論とスキル」に触れています。「生徒指導」や「キャリア教育」がテーマでも良いと思います。

 そこに事前視聴用の動画を入れたり、見た後の気づきや質問をスプレッドシートに書いてもらったり、オンラインでグループワーク・質疑応答・質問の書き出し、講師がオンラインで資料を見せながら質問に回答するなどをし、最後に振り返りもスプレッドシートに書いてもらう‥などの構造にすることです。

 要するに講師に「テーマに沿ったオンライン研修会をしながら、オンラインではどんなことができるのかを体験できる仕組みにして欲しい」とリクエストすることです。質の良いオンライン研修会を受けたら、先生たちはやる気になります。自分たちが「これはよいな」と思ったソフトの使い方は自ら調べたくなるものです。

 私が継続して支援している学校ではオンライン研修会を続けていくと、明らかに先生たちが事前視聴用動画を見始めるタイミングが早くなり、動画再生回数が増えます。そのあとに書いてもらうスプレッドシート上の書き込み分量も増えます。深い質問も増えるので、こちらも読んでいて楽しくなります。研修会の前にスプレッドシートに回答を書き込むこともあります。講師にとっても良い刺激があり、このやりとりは全員に見えていますから、多くの先生たちの意欲を高めることにもなりそうです。

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