受講者の反応の変化

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【授業研究】3日前(2021/5/26)にオンライン研修会用事前視聴用動画の感想・質問が書かれたスプレッドシートを見るのが楽しいと書きました。来週前半までオンライン研修会が続くので、この作業が続いています。この作業内容が1年前と変化してきました。

 考えてみたら、オンライン研修会を始めたのもちょうど1年前です。コロナ禍で一時ゼロになってしまった研修会講師の仕事が、オンラインに切り替わり始めました。受講する側も私も手探りでオンラインに挑戦していました。記録を見ると、2021/5/8に「フランス在住の日本語教師の会」の皆さんに、5/12に京都の小学校の先生たち向けにオンライン研修会をやったのが初めてです。この時から、スプレッドシートを使用していました。もう1年間が過ぎたのだと懐かしく感じます。

 その時に比べて、この1週間のスプレッドシート上のやりとりが変化しています。ざっと感じることを列挙します。
①受講する方がコメントを書き込むタイミングが早くなった。
②コメントの量が増えた。
③事前視聴用動画の「ここが良い」「ここに質問」といった具体的な指摘が増えた。
④「気づきがあった」というコメントも増えた。
⑤「やってみよう」だけでなく「やってみた」というコメントも多い。
⑥私のコメント量が倍増した。

 原因は色々なことがありそうです。以下、推測です。
⑦受講する人たちがオンラインに慣れた。リテラシーも向上した。
⑧私の動画の質が向上した。わかりやすくなった。
⑨新学習指導要領実施にともない先生たちの「授業」への意識が向上した。
⑩私の「基本スキル・基本パターン」が受け入れられ始めた。
⑪私の理論的理解が進んだ。書く力が向上した。

 最後の⑪は特に昨年9月ごろからのオンライン講座の連続のおかげです。月に3つの連続講座を続けてきました。そのために毎回動画を作り、スプレッドシートを読みコメントしてきました。そんな私の変化とともに、現場の変化も大きい気がします。スプレッドシートを読み、コメントを書く作業はかなり時間のかかる作業ではあるのですが、楽しくなってきました。今日の午後の研修会に向けてのシートにはまだコメントを入れていない書き込みが12件あります。たぶん、午前中にもう少し増えるはず。これからもうひと仕事です。

※昨年秋から継続しているオンライン連続講座の案内は以下です。
◎「みんなのオンライン職員室」はこちら→ https://minnano.online/
◎「アクティブラーニング入門3(小林昭文著/産業能率大学出版部)」は
  こちら→https://www.amazon.co.jp/dp/4382057744/