「目的意識性と合理性」

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【授業研究】余裕をもって書き上げた連載原稿を何度も読み返して締切日の早朝に提出しました。今回は面白い体験をしました。この連載で以前に「協同学習入門(杉江修治著/ナカニシヤ出版)」の中にある「セレモニー論」について取り上げました。私としては杉江氏の論考は素晴らしいと思って紹介したのですが、「セレモニーも大事だ」との反論もあり、うまく伝える方法を模索し続けていました。

 そんな中で大学授業のテキストとして使っていた本の中の「思考ツール」を思い出しこれを使ってみました。行動を「目的意識性と合理性」の視点から見直すことができるツールです。これは実に効果的でした。今度は多くの人たちに理解してもらえるのではないかと期待しています。

 同時に「基本スキル・基本パターンを土台にする技術論」「それを基にしたオンライン振り返りの方法」「チェックリストの意味と使い方」などの様々な問題をより深く考えることができる「思考ツール」であることも確認できました。しばしば「思考ツール」と言われていても、単にカードを並べるだけで「思考の深まり」「新しいことへの気づき」など起きないものをたくさん見てきましたが、これは違うと感じています。

 良いものに巡り合いました。

何と原稿1日で終了!

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【授業研究】昨日(12/4)「土日の2日間で原稿を書く」と宣言した原稿は1日で完成してしまいました。これは私にしては快挙。朝、書き始めた時点ではまさに白紙状態から書き始めて、夕方には約4,500字の連載原稿を書き上げました。おかげで、急に入ってきていた夜のオンライン会議にも余裕をもって参加することができました。

 しかも新しい方法で授業中の教師と生徒の認識を分析しようとする試みです。構想は一ヶ月くらい前から思いついていたものの、実際に分析し、読者に読みやすく理解しやすく整えるのはかなり難しいだろうと思っていました。それを朝6時から書き始めて、書き続けて夕方18時には書き終わりました。途中、食事・休憩・散歩も入れていますから、実質は7~8時間で書き上げたことになります。少々衰えを感じる体力ですが、まだまだいけると自信になります。アタマの働きも新しいことを考えることができることを確認した気がします。新しいことへの挑戦に勇気が湧きます。

 1日得をしたので、この先に並んでいる少々多すぎるいくつかの「締切」になっている原稿書きと動画作成に取り組み始めることとにします。私の今年の仕事納めは12/22(水)か25(土)になりそうです。ほぼ、2週間の空白期間があるので、この期間に本格的な単行本執筆に取り組もうと思っています。その計画に向けても今回の「成果」は大きな自信になります。

 

もう締切?!

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【授業研究】月刊誌連載の締切はいつもは18日なのですが、年末年始特別スケジュールで最近は変則的です。11月の締切は11/15(月)で、今月(12月)の締切は12/6(月)、この間3週間。短いとは言え、三ケ月前からわかっていたことです。予定表は今日・明日は元々空白にして「追い込み」に備えています。

 それども普通はこの「最後の2日間」までにある程度は書いています。それなのに今回は「全く書いていません」。一応、テーマは決まっていて何となくの構想はアタマの中にあるのですが、書き出してみないと書けるかどうかわかりません。なんでこんなに忙しくなってしまったのか?不思議になって、この3週間のカレンダーを見直してみました。

 コロナ禍で閉じ籠りが続いていた私ですがこの3週間はかなり出かけていました。出張したのが8日間、そのうち3日が宿泊でした。出かけていない日でオンラインの講師や会議が入っていない日は土日休日も含めても1日だけでした。ついでに講師として書いた原稿は4本、作成した動画は3本でした。オンラインは「いっぱい」でした。なるほど、と納得します。コロナ禍が下火になってきて、出かけることが増えたことが閉じ籠ってゆっり考える時間が減ってきた主な要因のようです。出かけた後の疲れが大きいのもコロナ禍による運動不足のせいなのだろうと思います。

 今年の残りのスケジュールを見ると、対面講師が4日間、オンライン講師が8~9回、泊まりが3泊。仕事納めは22日か25日。実質3週間に上記のスケジュールなので閉じ籠りが主体だった私にとってはかなり大きな変化です。閉じ籠るのが好きな私ですが、世の中的には対面が増える日常の方が良いですよね。

 などとこのブログを書いていることも「原稿書きの準備」のつもりです。さてさて、ぼちぼち2日間の原稿書きに没頭することにします。

コロナ禍とギリシャ文字

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【授業のお役立ち】コロナ禍は生徒たちに
ギリシャ文字への興味を持たせるのに役に立ちます。
α(アルファ),β(ベータ),γ(ガンマ),δ(デルタ)くらいまでは
高校までの数学・物理で出てくるので
生徒たちも先生たちもご存じですよね。

 今回の「オミクロン」は
なじみのない方も多いと思います。
偶々、高校の数学の先生たちに話したら
「面白い」「授業で話そう」と好評だったので
以下に高校生向けに話してあげる例を書きました。
他の教科の先生たちにも活用していただけるとうれしいです。

〈オミクロンΟとオメガΩ〉
 今回使われた
「オミクロンΟ」と「オメガΩ」には
面白い関係があります。

 この2つは発音がよく似ていました。
正確には表現できませんがざっくり言えば
「オ」と「オー」のような違いです。
前者は「短母音」、後者は「長母音」ということです。

古代ギリシャ時代(BC800~BC146)くらいには
この2つの発音が区別ができていたようですが、
AD2,3世紀ごろになるとこの発音の区別が
なくなっていたらしいのです。
日本語の「お」と「を」みたいなものですかね‥。

でも文字は別々なのでこれを読み方で区別するために
「オ・ミクロン(小さなオ:ὂ μικρόν)」
「オ・メガ(大きいオ:ὦ μέγα)」
と区別したらしいのです。
もちろん「ミクロン」は「小さい」、
「メガ」は「大きい」という意味です。

 なんて話を教室でしていただけると
生徒たちは喜ぶかも。
小中学生には
「お父さんやお母さんに教えてあげると、
ほめてもらえるよ~」などと伝えると
家庭内会話の促進にも役立つかもしれません。
お試しください。

出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

Ω - Wikipedia

Ο - Wikipedia

 

 

 

危ない‥汗

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【日常の記録】時々、メールを出したのに返信がなくて「届きましたか?」と問い合わせをすることが何回かありました。まあ、私も知り合いからのメールが「迷惑フォルダー」に入っていて見つけるのが遅くなることはあるので、そんなこともあるのだろうなと思っていました。

 すると先日、メールチェックをしていたら「パスワードが盗まれた可能性がある」という警告メールが来ました。具体的に海外の某所で「あなたが使ったことになっている」とかなんとか書いてあります。このこと自体が迷惑メールなのではないかなどと考えているうちに、「パスワードを入れてください」とポップアップ。面倒だなあと思いながら入力すると跳ね返されます。2段階認証をしようとしてもサブアドレスも使えません。‥やば‥。ようやくパスワードを盗まれた可能性がある‥と理解できました。

 2段階認証ができなくてどうすればよいのか‥説明を掘り下げて調べていきます。すると、なかなか詳しいことが書いてあります。氏名や生年月日を確認され、最近出したメールの宛先などを聞かれます。これが偽サイトだったらアウトだなあと思いながら、できるだけ細々したところを確認しながら冷や冷やしながら進めます。かなり時間をかけて入力し終わると、「24時間以内に本人確認してパスワード変更の方法を案内します」との通知。どうやら、何とかなったらしい‥とひと安心。

 翌日、「本人確認できた」とのメール。パスワード変更もできました。この過程でケータイのメールが正常に機能していないことにも気が付いたので、これはショップに行って相談することにして予約。あとは「漏洩した可能性がある」と警告されているところのパスワードを変更しなければ‥。

 思い返すと何人からの人から「迷惑フォルダーに入っていて返信が遅れました」とメールをもらったことがあります。あの時点で確認すべきだったのだろうという気がします。逆に、こちらからも「迷惑フォルダーに入っていた」と知らせた方が良いのかもしれないと感じました。メールやインターネットが使えなくなると日常が破綻してしまいます。気を付けなくては‥。

大同高校授業改革運動ひとくぎり

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【授業研究】2020年度から1年間の予定で始まった標記の「授業改革」はコロナ禍のために期間が少し伸びて昨日ひと区切りしました。お昼ごろに伺って管理職の皆さんと食事をしながら振り返りと午後の研修会の準備。午後は現職研修会としてワーキンググループのリーダーのまとめ、小林の講義。その後はワーキンググループとの振り返り。夜は幹部の皆さんと食事会。20時過ぎの名古屋発の新幹線で帰途に就きました。印象的なことをいくつか記しておきます。

 ワーキンググループリーダーのまとめは表現が上手であるだけでなく、上がってきた事実が凄いものでした。先日の公開授業は多くの高校の先生たちが参加でしたが、そのアンケートの内容は「大絶賛」と言っても良いほどでした。「大同高校〈で〉これができているのが凄い」というコメントも紹介されていました。校長先生が「大同高校でできればどこの学校でもできるからやる」と以前からおっしやっていたことがその通りになりました。
 また、リーダーは私が提案した「基礎スキル」をもとに「始業チャイムより前に教室に入る」「始まる前にできること済ます」などの実施率を来校された100名程度の先生たちと大同高校の先生たちにアンケートを取りまとめていました。その全ての項目で大同高校の先生たちの実施率は上回っていました。これは授業改善の「実施率を計る目安」になりそうです。私の理論が基になっているとはいえ、ここまでうまく理論を実践移し、データのとり方も発明してくれると理論的提言者としては冥利に尽きます。

 後半のワーキンググループの皆さんの発言は「これをやった」「次はこれをやる」の連続。そのレベルが高い。色々な学校を知っているつもりなのですが「最も進んだ授業改善の実施校」と言っても良いと思います。

 校長先生や幹部の皆さんと、コアチームのリーダーとメンバーの連動は本当に見事です。この実践は何としても皆さんに紹介したい。本に書きたいと思っています。きっとこれからもしばらくは間違いなく大同高校は質の高い授業改革を継続します。楽しみな学校です。皆様、お疲れさまでした。

柔らかいトップと硬いトップ

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【授業研究】多くの先生たちとお付き合いをしています。私に連絡をしてくれる人はおおむね柔軟な考え方をして、新しいことを取り入れようとしてくれています。そのうちにその先生が、自分の学校現場で新しいことを始めようとすると‥管理職の対応の違いが前面に出てきます。

 部下の提案をすぐに受け入れて動き出す校長先生もいれば、訳の分からない説明で拒否する校長先生もいます。本当の理由は別のところにあるのかもしれません。いずれにしても新しいことに取り組もうとしている先生はガックリします。

 私は「まあ、そんなものだから、ゆっくりじっくり、やっていきましょう」などと声をかけています。そうやってのんびり待っていると、何年かたって、「できるようになりました」という連絡か入ることもあります。そんなに長い間待てなくて、連絡が途絶えてしまう先生たちや学校もあります。

 私も高校教諭の頃はそんな体験を何度もしてきました。私はしたたかなので、色々な手立てで管理職の壁を乗り越えていました。時には校長を飛び越えて、県教育委員会に直談判に行ったこともあります。今考えると「いやな教諭」だっただろうと思います。そんなことを現場の先生たち勧めてはいけないと自戒しています。

 最近よくアドバイスしているのは「どんなに校長や管理職から嫌われても、授業をさせてもらえないことは起きない。つまり自分の授業の腕を上げる練習は続けられる。それを自分を鍛えることです。それだけは続けましょう」ということです。これは私自身の信念でもありました。

今辛い思いをしている先生たちにアドバイスです。「あきらめず、したたかに、でも無理をせずに授業の質を上げるトレーニングを続けましょう」。