「思考・判断・表現」の方が大事!

【授業研究】茨城県公立高校4校を巻き込んで新しいことにチャレンジします。以下の特長があります。

1 9月から3月までの継続的な授業改善支援。
2 期間中の支援は基本的には「オンライン」。
3 期間中にオンライン研修会やグループ単位の相談会、
  個別授業見学&アドバイス、個別相談などは回数無制限。
4 上記を何回やっても費用は一律(つまりサブスク型)。
5 費用の出所はNITS(NITS 独立行政法人教職員支援機構)。
6 指導するのは小林だけ。

 そのための初回打合せを今週から始めました。一昨日(9/13)に最初の学校。ここで
少し説明にもたつきました。反省。昨日(9/14)は2校目。準備を変えて臨みました。1時間を無駄なく使ってかなりの意見交換ができました。

 特に楽しかったのは数学の先生との濃密な対話。質問は「〈知識・技能〉の面では生徒たちにばらつきが大きい。どういう指導をすればよいか?」。これに対して「下位層の生徒たち向けに易しい問題や解答解説を用意する」「上位層のためには難しい問題も用意する」「全員に同じレベルの問題や解き方を用意しない方が良い」「下位層には計算機や計算アプリなども使わせる」「上位層も含めて計算に時間をかけるより、考え方やそれを表現する力の育成を重視すべき」などのアドバイスをしました。すると‥

 「これまで〈知識・技能〉の点数をあげなくてはいけないと思っていたけど、〈思考・判断・表現〉を重視すべきなんですね」との発言。「その通り!更にそれを支えるための〈主体的に学習に取り組む態度〉の育成がもっと大事なのです」「ああ、そういうことなんですね。わかってきました」。

 このやりとりはとてもうれしいやりとりでした。丁度、月曜日(9/12)に〈主体的に学習に取り組む態度〉の評価について動画講義をアップしたばかり。そのために2~3日このことについて集中的に調べ、書き、説明していたことが役に立ったと感じました。新しいことへの挑戦は不安も大きいのですが、やってみて修正をかけていくことで、成果を感じることができるのはとてもうれしいことです。