小林ゼミ第4期終了

【授業研究】このゼミでは、ほぼ毎回、「誰かの授業」を撮影してオンラインで「振り返り」をしてきました。ユニークな点は以下です。

①授業見学も振り返り会もオンラインで行うこと。
②授業について授業者と見学者間で行う質問・回答もオンライン。
③上記までは全て「非同期学習」。
④オンラインの「同期学習」は1度だけ、90分間だけ。
⑤参加者は小中高校の先生たち。つまり校種を超えた学習会。
⑥もちろん教科も超え、地域も超えています。

 上記の学びは「個別最適化学習」でもあり「働き方改革」にもつながります。
文科省が準備をしている令和5年度(2023年度)から始まる《「令和の日本型学校教育」を担う新たな教師の学びの姿の実現》を先取りするものだと自負しています。

 《研修履歴を活用した対話に基づく受講奨励に関するガイドライン(令和4年8月 文部科学省)》では、「主体的な教師の学び」「個別最適化の教師の学び」「協働的な教師の学び」を実現すると謳われています。

 また、NITS(独立行政法人教職員支援機構)の荒瀬克己理事長の講義動画(*1)では「子供の学び」と「教師の学び(研修)」は《相似形》と表現しています。

 これらは私が公立高校教諭時代から仲間と共に、実践的に研究してきたこととほとんど同じ発想です。現場における細々とした工夫やツールの使い方は、国の機関より先んじている部分もあると自負するところです。その現実の1つがこの「小林ゼミ」でした。

 ひと休みして「小林ゼミ題5期」の構想を練ります。「授業者スキル」と「担任スキル」を統合した「講義」と「演習」を中心にしながら、「新たな教師の学びの姿の実現」に貢献していきたいものです。この項、詳細は改めて書きます。

(*1)「NITS戦略~新たな学びへ~」
https://www.youtube.com/watch?v=DL04vRq0SuA