富士フィルムに見習え!〜教育相談を低迷から救う方法〜

【「教育相談」転身のススメ2】ブームが去ったから「(学校)教育相談」「カウンセリング」は不要と言いたいのではありません。むしろ、チャンスです。教育相談の機能をどう活用するかを再考する大きなチャンスです。

 そこで連想するのは富士フィルムの転身です。デジタルカメラの普及で従来のフィルム市場は激減しました。フィルム専門会社の富士フィルムにとっては大問題です。で、どうしたか?ご存じのように化粧品へ転身して成功しました。なぜ、化粧品だったか?ここがすごい。フィルムの表面にはコラーゲンを塗布しています。その粒子が細かいほどキメ細かい写真ができます。したがって富士フィルムは細粒化の高い技術を開発していました。細粒化技術は化粧品ではコラーゲンなどの成分の「浸透力アップ」につながります。
 富士フィルムは他業種に対するこの自分たちの強みを見つけ出し、これを活かして化粧品市場に転身して成功しました。それが出来なかったコダックの倒産と対照的です。
 「(学校)教育相談」「カウンセリング」もこのような転身を図るべきです。ではどこに?それが「授業改善」「アクティブラーニング(能動的学習)型授業」なのです。