基本に立ち返る?

【授業研究】新しい本をつくろうという話をしているのですが、なかなか構想が明確にならずにストップしている企画があります。それは「教育相談」を生かしたAL型授業入門とでもいうべき本です。私は、元々はカウンセリング畑にいました。したがって、私のAL型授業にはカウンセリング等の考え方や技法が多く取り入れてあります。それら技法を紹介しつつ、AL型授業との関連を説明しようとしていました。
 しかし、なかなか筆が進まないので、昨日は出版社に一日中缶詰になり、ミーティングでした。あれこれ語りながら話していくと、クリアになったことがあります。私はそれほど多くの教育相談やカウンセリング等の技法を使っているわけではないということです。○○技法というようなものはほとんどなく、私が意識して使っているのは、どの技法も使っている基本中の基本とでもいうべきものばかりでした。
 これに気がつけたのは大きな成果でした。「教育相談の様々な技法が役立っているAL型授業」なのではなく、「教育相談の基礎・基本が役立っているAL型授業」ということになるからです。教育相談やカウンセリングの基礎を学んだ人が、それらを意識しながらAL型授業に応用できるということです。
 すっきりしました。これなら書けそうです。この本の出版は7月以降になりますが、ご期待ください。