「教育相談」「カウンセリング」のスキルは「新しい授業」に役立つ

【「教育相談」転身のススメ3】「教育相談」にとって、富士フィルムの「細粒化技術」のような強みは何か。それが「対人関係技法」であり、「学習者中心主義」という理論と人間観なのです。更に。「教科の枠を超えている」ことも大きな強みです。
 2013/01/06で述べたように「新しい授業=アクティブラーニング型授業」では「教師の立場」が変わります。「壇上の賢人」から「学習者に寄り添う導き手」へと変わります。そうなると、前者が用いていた「伝達」「指示」「禁止」時には「叱責」などだけでは目的を達成できません。後者には新しい「理論」「技術」が必要なのです。従って教師は、どこかで技術・理論・人間観等を学ぶ必要があります。
 この指導を以前からやってきたのが「(学校)教育相談」「カウンセリング」なのです。ここが「強み」なのです。だから「転身のススメ」なのです。「面談のためのスキルトレーニング」から、「新しい授業に役立つ教育相談研修」へ転換するべきです。「特別な先生が、特別な生徒のために、特別な部屋で行う教育相談」から「全ての先生が、全ての生徒のために、全ての教室で応用する教育相談」への大転身を提案したいのです。
2013/01/06の記事はこちら↓
http://d.hatena.ne.jp/a2011+jyugyoukenkyu/20130106/p1