対面・オンライン両用の準備

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【授業研究】1週間ほど先に予定されている研修会講師の資料を作成して送りました。この研修会の依頼をいただいたときは、新規感染者数が増大している時期でした。そこで「もしかしたらオンライン、最悪の場合には中止かも」という条件でお引き受けしました。その後、第5波のピークになり、完全に「オンラインで」のつもりになっていました。しかし、9月末で「宣言」は解除。「やはり対面になりそう」と転々とし続けてきました。

 昔なら、この状況の変化にイライラしたかもしれません。今の私は「どちらでもいいですよ」と言い続けていました。準備はほとんど変わらないからです。オンラインなら次のようにします。
①事前視聴用の講義動画を送る。
②事前に視聴してもらい感想・質問をスプレッドシートに書いてもらう。
③当日は講義なし。グループワークと質疑応答中心。
④「振り返り」は再びスプレッドシートで。

 対面になっても何も変わりません。「グループワーク」がブレイクアウトルームから、対面で行う程度の変化です。対面でもう1つ工夫しているのは質問の取り方です。人数が多いと質問はしにくいものです。オンラインならjambordやチャットルームに書いてもらって拾えますが、対面ではこれが難しい。

 そこで私はclicaというアプリを使っています。会場でその日の「ルーム」に入るためのQRコードを配布して参加者の皆さんのスマホから入ってもらいます。これでZoomのチャットルームの機能が使えます。大学の授業で使っていたので私は慣れています。

 この準備ができていれば、昨日のように台風で列車が臨時運休でも全く慌てることなくオンラインで実施できます。コロナ禍のおかげで自分のスキルが拡大したとつくづく思います。学校の先生たちにも「対面・オンライン両用」の授業準備をして欲しいものです。

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