【授業研究】田原真人さんに引きずってもらって新しい学びに挑戦しています。ほとんどがZoom交流会なので時間さえ空いていれば参加できるのも大きなメリットです。参加できなかった交流会も大半は録画してくれて公開されるので、興味があるテーマについてはあとで見ることもできます。昨日は数時間前に告知を知った交流会に参加。海外からの参加者もいらっしゃいました。
まだ私のアタマの中では整理できないことばかりなので、昨日の交流会で印象に残ったことと、気が付いたことのメモだけをしておきます。[田原真人氏、信岡亮介氏の言葉を引用したり、小林の見解を挿入したりしています]
・「ティール組織理論」には「グリーンの罠」がある。
激しく同意。このことはあまり聞いたことはなかった。
・シンガポールの先生たちは疲弊している。
以前からおかしいと思っていた教育システム。生々しい話が聞けた。
・「学び1.0」は秩序領域の学び。従来型の学びのイメージ。
研究会ごとの学びを整理する、出版する、広める等には必要。
・「学び2.0」はカオス領域の学び。非構成的エンカウンター・グループのイメージ。
1.0と2.0ではリーダーの対応も当然異なるはず。
・「学び3.0」は秩序とカオスの混じり合ったカオスの縁領域の学び。
弁証法的統一のイメージ。分けて統一すれば相互浸透・相互発展が実現しそう。
・学校の「探究活動の奇妙さ」はここにきている人たちには共有されている。
学校の先生たちの研修会ではこの部分は一種のタブー化している気がする。
・TEALに移行するには2つの道筋がある。
GREEN→TEAL:権限の委譲・移行がうまくできないという壁がある。
ORENGE,AMEBER→TEAL:整った組織形態を変更することへの抵抗が強い。
・多くの人は様々なコミュニケーション(スタイル・スキル)は知っている。
しかし「統合できていない」or「すみわけできていない」。
ここからは小林の理解のメモ。学校教育に求められているのは「学び3.0」のイメージ。新学習指導要領で強調されていることでもあるが、現場の一部の先生たちは1.0と2.0を区別して統一し、使い分けてきた気がする。教科指導が1.0で探究活動が2.0のイメージで語られることがあるが、そんなに簡単でも単純でもない。
むしろ、指導が上手な先生たちは、無意識に使い分けてきた。私の高校物理授業でも1.0の部分と2.0の部分を巧妙に切り替えてきたともいえる。また、このことが「授業者スキル」と「担任・生徒指導スキル」の矛盾にもつながっている気がする。
ぼちぼち始めなくてはならない「壮大な執筆」はこのあたりとリンクさせなくてはならないと感じる。学びながら執筆する、オンラインで色々な人たちと話し合いながら執筆する‥ということになりそう。
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