高校の同級生と長電話

【授業研究】書き物読み物している時はスマホを「サイレントモード」にしています。このため時々、着信を見逃します。今回は3日前の着信を見逃していて焦ります。しかも、札幌にいる高校2年生の時の同級生Nくんです。

 父親が転勤族だつた私は高2,3年と浪人の3年間は札幌にいました。Nくんとは2年生の時同じクラス。大学も同じ物理学科でした。彼は現役合格、私は1浪でした。彼は合気道部、私は空手部。道場は隣り合っていました。学生の頃は都内でしばしばクラス会で飲んでいましたが、卒業後は疎遠になっていました。

 そのN君から電話があったのはそれから三十数年後。高校教諭を定年退職する半年くらい前。当時勤務していた高校への電話でした。N君は北海道で公立高校教員になり、当時は校長でした。私が物理授業改善で雑誌等に載るようになっていたのを見つけて、電話してくれたものでした。

 「小林、頑張っているじゃない」から始まり、私の活躍?を喜んでくれました。クラスで1,2を争う「落ちこぼれ」だった私には「進級できてよかったなあ~」と言われた時と同じ気分でした。これで関係が復活して、出張で北海度に行くときにはミニ同窓会をやるようになりました。

 N君からの連絡はいつもならメールかfacebookです。電話は珍しいことです。何か急用か?と思いながら電話すると、「どうしたの?」とのんびりした反応。聞けば、誤操作だったようです。ひと安心しながら雑談が始まります。

 3~4年前から大学教授になっているN君は「今年もやっているよ。コロナ禍で大変だよ。小林は?」「俺は大学辞めてフリーだよ」「おお、社長だものね」などと話が弾みます。気が付けば約1時間の雑談。「次はZoomで雑談しようよ」「中止になった同窓会もZoomでやるか」などと話し合って終わりました。

 高2の時の転校生だった私は人見知りで落ちこぼれ。当時の私は自分から人に話しかけることはほとんどありませんでした。若く情熱的な女性担任や、温かいクラスメイト達のお陰で何とか進級・卒業できました。今でも「卒業出来てよかったね」「仕事に就けてよかったね」と喜んでくれて、「ちゃんと仕事してるの?」と心配してくれます。

 そんな関係を思い出しました。もう50年も前の17歳の時のこの仲間が私にとっては大きな大きな財産です。そのことを久々に生々しく思い出しました。この仲間に「頑張っているね」と言われるのは格別な喜びです。楽しいひと時を過ごせました。

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