特別支援の小学生向け授業

【授業研究】某出版社の編集の方に紹介していただいて知り合った特別支援の先生から興味深いご依頼を受けました。特別支援クラスの小学生の子どもたちに「授業をやってほしい」という内容です。特別支援学校に勤務したことはないのですが、教育相談がらみの色々な関りから、見学や指導体験をしたことは何度もあります。何となくのイメージはあります。

 それにしても意味があまりわからないので、少し前に大学までいていただいて打ち合わせをしました。要は「子どもたちに刺激的な授業をして欲しい」「学ぶことに興味を持たせたい」「何か特別に興味を持つ分野を見つけさせたい」ということのようです。私の理解では「天才を見つけること」と理解しました。

 これまでの特別授業のビデオをいくつか見せてもらいました。気になったのは内容より授業の進め方。それぞれの方はその分野の専門家なので、専門の話は深いのでしょうが、私が気になったのは子どもたちとの関わり方。もっと優しく、楽しそうに、やればよいのにと思いました。動画を見ているとそれほど対人関係が困難な子どもたちではなさそうです。それなら、対話的な学びができるのではないかと感じます。

 何をテーマにするのかも「ご自由に」と言われてさて困りました。当初は実験をメインにしようかと考えたのですが、機材の調達がなかなか難しそうです。同時に道具をメインにしたのでは、対話をメインにできないような気もします。‥で、あれこれ話し合って‥とりあえずの結論は、「理論物理をやってみようか」です。みんなでワイワイやりながら、ブラックホールやビッグバン理論のイメージを描けたら楽しいのではないか‥。と言うところで打ち合わせ終了。

 来年1月の話なのでゆっくり考えます。新しいチャレンジは楽しいことです。 

◎新刊「アクティブラーニング入門3(小林昭文著/産業能率大学出版部)は

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