逗子市立沼間中学校に伺いました

【授業研究】逗子市教育委員会のスーパーバイザーとして市内の中学校・小学校に定期的に伺っています。昨日は、沼間中学校で来週に迫ってきた公開研究会に向けての最終の打ち合わせでした。先生たちは色々な仕事が重なっていて、慌ただしそうでした。開始時刻になっても全員が揃わない雰囲気でしたが、2~3分遅れで始まりました。

 研究主任の計画のメインは「グループ別に指導案を読み込んでよい点を指摘したり、質問したりする」時間でした。普通はこういうワークはしばらく沈黙が続きがちです。少なくとも去年はそうでした。

 ところがスタートと同時にどのグループもワイワイと話が広がります。自分の指導案についての迷いを語ったり、他者の指導案にアドバイスをしたり‥とても活性化した話し合いになっています。予定時間は30分でしたが、盛り上がっているので、研究主任と相談してそのあとの質疑応答と閉会行事を圧縮することにして、5分延長したほどでした。質疑応答でも時間いっぱいの質問が出て終了。

 終了後、校長先生や研究主任と「先生たちが変化したよね」と話しました。校長先生によると教育委員会の指導主事訪問でも同様の変化を指摘されたとのこと。この変化はかなり大きいもののようです。

 私はイベント的に公開授業研究会を設定して、それにむけて指導案を書いたり色々な準備をすることにあまり賛成ではありませんでした。「授業改善はイベントではなく、日常であるべきだ」という意見を持っているからです。しかし、この変化を見ていると、「イベントから始める授業改善」も効果があると感じます。こんな方法も学校の授業改善の手法として取り込んでいきたいものです。

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