「気づき」を促し続ける入門セミナーAの後半

【入門セミナーA紹介4/5】「アクティブラーニング(能動的学習)型授業」入門セミナーAの構成紹介の続きです。「(3)授業体験のふり返り」のあとに、「(4)アクションプラン作成」を入れます。これはセミナーを「その場だけのものにしない」ための工夫です。
 多くの場合はコーチングで使われる「GROWモデル」をワークシート化したものを使います。時間があるときはその前に、私の授業に関する周辺知識も紹介しますが、これも未来に向けたヒントにするためです。そして、アクションプランをグループ内でブラッシュアップします。ここも批判したり、批判されたりすることがないように「質問中心」にしています。そうすることで「安全安心の場」を維持でき、「気づき」を促すことができるのです。
 最後は「(5)チェックアウト」です。セミナー全体を通して感じたことや気づいたことを各自で語り、聴いて、終了です。そのまえにリフレクションカードを書いてもらうことも「気づき」を促進しています。このように後半はほとんど私からのインフォメーションはありません。話し合ったり、質問したり、書いたりしながら「気づき」を深めることを中心にしているセミナーなのです。