なにかやったら生徒の反応を聞こう(アクティブラーニングを始めるコツ4/10)

4番目のコツは「なにかやったら生徒の反応を聞こう。できれば生徒にシェアリング。〜生徒の声はリフレクションのきっかけ、勇気の源、アイデアの泉〜」です。
「3」で示したようななにかをやったら生徒に感想などを書かせて反応を聞くことです。

アクティブラーニングで大事なことは「振り返り」であり、「生徒の参画」です。一番簡単なのは授業の終わりに生徒に「感想」を書いて出してもらうことです。「書く」ことで生徒たちはその時間に経験したこと、感じたことを振り返ります。「気づき」を得ることもあります。同時に、自分の気持ちや意見を先生に伝えるうれしさを感じます。
 そのことは教師にとってはとても役立つ情報です。「へぇ〜、生徒はそう感じていたんだ」「なるほど、そういう見方もできるなあ」「あ、これがわからなかったんだ」等々、教師のリフレクションを促します。「すごく集中できた」「○○の法則がどんなものかわかった」などは勇気とパワーを与えてくれます。「問題数が多すぎて話し合えない」「先生がそばに来たときに質問しやすい」など新しいアイデアを与えてくれることもあります。
 時々、主な感想をプリントにして配布します。シェアリング(共有)のためです。毎回やると良いかもしれませんが、それでは長続きしないので、時々やっています。カードへのコメントも同様です。あまり時間を掛けないで済む程度にコメントを入れています。