授業者の要望も取り込んだ「振り返り」の研究

【アクティブラーニング・カフェ3】第7回アクティブラーニング実践交流会(アクティブラーニング・カフェ)では新しい挑戦をしました。授業者が「やってほしいこと」を事前に打ち合わせをして、「振り返り」の「問い」に織り込んだことです。
 「アクティブラーニング・カフェ」のこれまでの試行錯誤は。「振り返り」の形式をパターン化しようとしていました。その結果、次のようになってきました。全体の形式は「授業者が授業をする/参加者が生徒役で授業を受ける」→「振り返る」、その「振り返り」の内容は「(1)生徒の立場での気づき、(2)教師(現場の自分)の立場での気づき、(3)実践面での気づき」というものです。
 これに今回は授業者の要望を入れてみました。それは「(a)パターン化の効果、(b)設問分類の効果、(c)介入の効果」でした。これによってプラスは以下があったように感じています。(1)授業者の満足度の向上、(2)多様なニーズを持ち始めた参加者の満足度の向上、(3)アクティブラーニング型授業の新しい課題が浮上しやすいという効果の確認。
 ただ、課題もいろいろ出てきました。(4)進行が複雑になった、(5)基本(ほめる→質問)を踏み外したことがネガティブな発言を出せてしまったかもしれない、(6)時間管理が難しくなった、などです。とは言え、また前進できそうです。参加された皆さんに感謝です。4月以降の「アクティブラーニング・カフェ」をお楽しみに。