新しい仲間ができる

【授業研究】約2ヶ月間連続講座に参加していました。ひょんなことから参加することになり、私は昔盛んに経験していた非構成的エンカウンターグループの体験だと理解して楽しみにして参加しました。リアルで体験していたエンカウンターグループと同じことがオンラインでも起きるのか‥興味津々でした。

 そのこと自体は大変大きな学びになったのですが、それ以上に大きなものを得た感じがしているのは「新しい仲間」です。この講座は数人ずつのグループに分けられていました。それぞれのグループは個性を持って動き始めます。私が所属していたグループはスタート時から欠席が多く、オンラインならではの不具合も重なり、他のグループ比べると「盛り上がらない」と評価されていたようです。グループ内のメンバーの一部もそれを気にしていたようです。

 私は何も気にしていませんでした。エンカウンターグループ等を経験していると、そんなことはざらにあることだからです。そもそも「盛り上がる」かどうかでグループを「評価する」こともあり得ないことでした。グループの変化は個性的で、いつどう変化するかは偶然だと思っていました。その予想は終盤で的中しました。

 最終盤になってグループは動き始めました。不満や怒りが素直に表出されました。それがお互いの自己開示につながりました。もっとみんなが話したくなってきました。 結局、講座終了後に自主的に集まり話をすることになりました。これが実に楽しい場になりました。予定時間の最後には「次もやりましょうよ」と声が上がります。あわてて日程調整してみると皆さんが忙しくなかなか日程が合いません。ようやく合致したのは1ヶ月以上先。

 明るい希望と勇気を感じる出会いになりました。昔は、20~30年前は、私はこんな感じで学校関係者とは全く異なる仲間たちとあちこちで出会っていました。それが学びの幅を広げ、授業改善のヒントを得ることになりました。この10年はそいう場がほとんどなかった気がします。大学退職とコロナ騒ぎは、色々な意味で私にとっては幸運だったようです。

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