研究の先が見えてきた?

【授業研究】オンライン研修会が常態化してきました。オンラインで「ワンウェイの講義」なら楽と言えば楽ですが、無駄な時間が多く効果が少ない気がします。そこで、事前視聴用動画の作成、感想・質問をスプレッドシートに記入する、オンライン研修会では質疑応答中心、終了後のリフレクションもスプレッドシート‥という展開を定型パターンにしています。このパターンがだいぶ定着してきました。

 形式的には固まりつつあるのですが、内容的にはどんどん新しい展開へと進んでいます。組織的な授業改善については昨年度末あたりから「基本スキル」と「基本パターン」の重要性を説いてきました。この発想は自分としては気に入っているのですが、現場の皆さんに受け入れてもらえるかどうかは不安でした。ある組織にはかなり丁寧に説明し続けていたのですが、誰にも賛同してもらうことができませんでした。

 しかし、現場には好評でした。私のアイデアと現場の状況に合わせて具体的な進め方をつくりだします。理論は同じでも進め方は現場ごとに当然異なります。従って、基本理論は同じなのですが、学校ごとに具体的な進め方は異なります。これは私にとってはとてもうれしいことです。理論が実践に移行するという新しい段階に入り始めたからです。

 少々面倒なこともあります。それはそれぞれの学校ごとに異なる資料作成が必要になることです。これにかなりの時間がかかります。おかげで、オンラインの研修会以外の時間はひたすら机に向かって資料作成をしています。オンライン中も同様に机に向かいPCを使います。結局、1日中机の前にいます。時間にも追われます。離れているものの、いくつもの学校の職員室にして仕事をしているような気になります。まさにテレワークです。

 身体的には少々しんどいので、休憩時間を丁寧に取り、身体を動かすことを心がけています。大学退職後、コロナ騒ぎのお陰で、私の生活は全く異なるものになってしまいました。しかし、テーマにしている授業改善の実践的な研究は着々と進み、新しい段階に入りました。今は少数の学校での実験的な展開に留まっていますが、やがて多くの学校に展開できる「方式」になると思います。「先が見えてきた」という気がします。

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