新しい研修方式に期待します

【授業研究】免許更新制に替わる新しい研修については文部科学省の文書とNITS理事長の講義動画で、その内容が理解できます。私はとても良い改革だと思います。

 私はその基になる研修をつくり提供する立場です。「教師の主体性の尊重」「現場の経験を重視した学び」「個別最適な学び」「協働的な学び」を実現できているかが問われることになります。私も気を付けなくてはなりませんが、他の講師の皆さんも見直すことが求められます。教育委員会や管理職は、これらの条件を満たす研修を提供してくれる講師を探さなくてはならないことになります。

 これはある意味では「講師の受難」なのかもしれません。私も講師を続けていけるかどうか、いささか不安になります。見捨てられることがないように、もっと努力し、工夫していこうと思います。

 とは言え、コロナ禍のこの3年間、私は講師としてのやり方をかなり変えてきました。「事前視聴用動画の配信」「スプレッドシートによる事前の質問・回答」「当日はグループワークと質疑応答」「振り返りもスプレッドシートで」。これらの方法が「個別最適化の学び」「協働的な学び」を実現してきたとはいえると思います。「働き方改革」にも貢献したつもりです。

 更に「研修履歴」を残しやすくすることも求められる気がします。この点、動画配信、YouTube概要欄からダウンロードできるレジュメ等、ワークで用いたjambordをpdfで提供するなどは研修履歴を残すやすくすることにも貢献しています。特にZoomを用いた「普段の授業の録画」、KOKOを用いた「非同期学習の振り返り会」などは「教師の主体性の尊重」「現場の経験を重視した学び」になりますし、「自分の授業に関する気づき」を動画データやテキストデータとして研修履歴として残せる仕組みは新しい方法を開拓したと自負できるものです。

 これからも一層研究を続けていこうと思います。

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