OJTの本質は?

【授業研究】私は新しい研修会の持ち方を「イベント型からサブスク型へ」「その時だけの学習から日常的な学習へ」と言い続けていますが、言葉の使い方は曖昧です。このことが議論を曖昧にしているところもあります。
 「イベント型からサブスク型へ」は
報酬(謝金)のやりとりに着目した言い方なので、
ここは「学び」に着目した方がよさそうです。
 その意味では「OJT(On the Job Trainig)」の方が良いと思います。
一昨日(8/30)はそんな感じで「OJTってなに?」「どうやるの?」
「なんだかなあ~」などのやり取りになりました。

 少し調べてみました。(※)
OJT」とは On the Job Training (オン・ザ・ジョブ・トレーニング)
  の略で、職場の上司や先輩が、部下や後輩に対して、
  実際の仕事を通じて指導し、知識、技術などを身に付けさせる
  教育方法のことです。
OJT」に対して「OFF JT(Off the Job Training 現場から離れて行う研修)」
       という言葉もあります。
更に、「OJD(On the Job Development)」という言葉もありました。
  「職場内能力開発」と訳されます

ここで閃きました。私がイメージしているのは、言わば
「On the Job Career Development」(OJCDでしょうか?)
→仕事を通して〈自分のキャリア発達〉を促進すること。
だろうなあということです。
 これは「学習する組織(ピーター・センゲ)」の
「自己マスタリー」の概念にも近い気がします。
つまり
「仕事を通してその仕事に必要な知識やスキルを身に付けること」
だけではなく、
「仕事に必要な知識やスキルを身に付けるトレーニングを通して、
〈キャリア(=人生)〉の質を高めること」を
私たちは求めているのだと思います。

 この視点があるかないかが大事なのだという気がします。
では、「キャリアの質を高める」という時に、
具体的には何を意味するの?という疑問が生じます。
 ここに「ライフシフト」の考えは役に立ちます。
特に「3つの無形資産」に着目したいものです。

 更にもっと具体的で人間性を高めたと言える
項目も欲しいのです。
 1つは「リフレクションの力」だろうと思います。
「論理的思考力」も欲しいです。あとは‥?
「主体的・対話的で深い学び」もいいなあ‥
 ゆっくり考えていきます。

OJT,OFF JT,OJDの定義の出典は以下です。
 OFF JTとは?【OJT・自己啓発との違い】具体例、メリット - カオナビ人事用語集