〈共創型OJT〉などの言葉の混乱

【授業研究】何となく「イベント型研修会はダメだ」「イベント的な学習を日常的な学習にするべき」「仕事=学習にすることで働き方改革も進める」などと言ってきましたが、これは「インストール型研修会はダメだ」「共創型OJT」が良いという一部の言葉も通用するようですし、見栄えは良い感じです。

 ただ、U理論では「ダウンロード型学習」と言っていた気がします。色々な言葉の定義は曖昧です。これから多くの人に伝えるのにどういう言葉を使うか迷います。‥と考えているうちに、これは2007年ごろとよく似ていると思い出しました。

 当時、新しい高校物理授業を編み出して成果をあげ始めた私は「この授業は何という名前なの?」とあちこちちから質問されて困っていました。私自身は校内で授業をやるのには名前がなくても困らないので放っておきました。すると色々な人が勝手に色々な名前を付けて呼んでくれました。そのうち「アクティブラーニング型授業」と呼ばれることになりました。

 新しい方法や新しい概念が出現するときはこんなものなのでしょう。ただ今回は、自分が人に伝えなくてはならない立場になるので、それなりには「定義した言葉」を使いたいと思っています。考え中です。