茨城県での新しいチャレンジ

【授業研究】最近、あちこちで「イベント型研修」よりも「サブスク型研修」または「共創型OJT」をやりましょうと、誘っている私です。いくつかの私立学校は賛同してくれていますが、公立学校ではわずかに2校。この2校も予想外でした。

 そんな中でNITS(NITS 独立行政法人教職員支援機構)の予算で茨城県の県立高校4校を対象に9月~3月までサブスク型授業改善支援をすることになりました。対象校4校が確定したのが9月に入っていたので、現在は初回~2回目の打合せを始めているところです。実質は10~3月の6ヶ月の支援になりそうです。

 昨日はそのうちの1校とのオンライン会議。2回目。前回の打合せでは興味のある人たちから巻き込んでいきましょうということになり、リーダーの先生が誘ってくれて8名の方がご参加でした。そのリーダーの先生が早速「小林さんの動画を見て、新しい授業に挑戦しました。生徒の反応は上々です」とのこと。前回の打合せから2週間しかたっていないのですから、驚きです。

 「その上で、質問がいくつかあります」ということで、確認テストのやり方、リフレクションカードの書き方などについて回答していきました。それが呼び水になり、次々に質問が出ます。予定の1時間が終わるころになっても「質問です」と手が挙がります。そこで、「一応、区切りましょう。時間のある方だけで、あと30分だけやりましょう」ということにしました。その30分間もびっしり質疑応答が続きました。最後は次回の日程を決めて終了。楽しい打合せでした。打ち合わせというより、研修会、研究会、ゼミといった方がよさそうな時間でした。

 こんな風に活性化することもあればそうでないこともあります。成功・失敗を繰り返しながら、少しずつ「法則性」や「進行のコツ」が見えてきました。その中のいくつかは、相談係として見出してきた「相談を継続する方法」「問題解決に導く方法」と共通しているような気がしてきました。この取り組みが終わる時には、支援する側の「成功のカギ」も報告書にまとめておきたいものです。