以前より現場に密着

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【授業研究】大学を退職して以来、小中高校・専門学校などの現場ととても距離が近くなった気がします。オンラインで研修会をやれば質問が続出。研修会の時間だけではない、スプレッドシート上でのやり取りやZoomでの個人またはグループでの相談対応が増加しました。

 多くの先生たちが「普段の授業」をオンラインで見せてくれます。それを同期または非同期で見てアドバイスをします。そのあと改善した授業を見ることもしばしばあります。1.4倍~2.0倍の早さで見ます。25~35分間で終わります。時には1日に5~6コマ見ることもあります。そのアドバイスに付随して、進路指導の相談、担任業務の相談などもあります。最近は新学期の「クラス開き」の相談が増えます。私のアイデアをそのままやろうとする人もいれば、「こんな風にアレンジしたい」という工夫も出てきます。もちろんOKです。

 不思議なことに「アクティブラーニング・ブーム」の頃に全国を走り回り、今よりたくさんの人たちとお会いしていたはずなのですが、こういう「現場感のある交流」はほとんどありませんでした。その人がどんな授業をしているのかほとんど知らないままです。議論も一般論ばかりで飽きていました。お酒が入ると、同僚・上司・生徒の悪口が続きました。聞くに堪えなくなるとこっそりと帰っていました。

 そのころに比べると本当に楽しい毎日です。しかも、ほとんど閉じ籠りです。1日中部屋に閉じこもっているのですが、北海道から沖縄までの全国の先生たちと(オンラインで)お会いしています。あの「ブーム」は一体何だったのだろうか?と思うこともあります。もっと現場に密着し、現場の皆さんとともに、現場の問題解決を進めたいと感じます。今日は年度末。大学を退職してから3年目に入ります。カレンダーを見ると、楽しそうな予定が目白押しです。