次のオンライン連続講座のテーマ(2)

 前提は以下です。
1「アクティブラーニング・ブーム」の渦中にいた私は
  イベントや学習会に違和感を持ち続けてきている。
2  この違和感を口に出すとおおむねみんなに嫌がられる。
  しかし、科学的研究は事実をありのままに受け止めることから始まる。
3「アクティブラーニング・ブーム」に感じる違和感は、
  昔の「カウンセリング・ブーム」の時の違和感によく似ている。
4  コロナ禍で広がるオンライン講座もいわば「ブーム」になりかけている。
  私も講師になったり、参加者になったりして経験しながら、
  上記の2つのブームに似た違和感を感じている。
 
 そんなことをもとに次のことを考えています。
5 「3つのブーム(※1)」で私が感じている違和感は、
  熱心にイベントや研修会何参加する人たちが「現場から遠ざかる」ことです。
 「アクティブラーニング・ブーム」で感じた具体例は以下です。
 ①有名になった人は現場から離れる。
   (小中高校の先生が大学の先生になる、
    ヘッドハンティングされて他の学校に異動する等)
 ②上記を見て自分もそうなりたいと思う人が増える。
 ③イベントや雑誌等で目立つ人が現場から浮いている話が聞こえてくる。
 
これはなぜか?
 厳しい言い方かもしれませんが、「イベントの持ち方」「研修会講師の在り方」に問題があるのではないかと思います。もちろん自戒を込めてのことです。
 私の動向を見て以下のように感じた方多いと思います。
「ただの高校教師がユニークな授業を作っただけで有名になり、
 大学の教員になり、本も出したりテレビにも出たりするんだ。
 それなら私にもできそうだ‥」
 そんな私がオンライン講座を持つとますます3つ目のブームを助長することになるかもしれないという恐れもあります。しかし逆に「アクティブラーニング・ブーム」の時には知らないうちに「巻き込まれた」感がありましたが、今回は違います。
 最も大きな違いはオンライン研修会の構成の仕方や進め方は「任せてもらえている」ことです。これはうれしいことです。そこで、このメリットを活かして私がこれまで感じてきた違和感を解決して、研修会に参加する人たちが「現場から離れることなく」、むしろ「ますます現場に密着して問題を解決し、仲間を巻き込む」ことができるようにしようと考え始めました。
 その具体策は明日(2021/1/6)に述べることにします。「この項続く」
 
※1 乱暴ですが「カウンセリング・ブーム」「アクティブラーニング・ブーム」「オンライン研修会(授業・イベント)・ブーム」のことを指しています。

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