【授業研究】最近、昔から教員の仕事の一部としてやっていたことが「お金をもらえる仕事」になっていることに気が付きます。2つのことがあるのですが、今日は2つ目です。
数年前から研修会講師としてたびたび呼んでいただいている県ですが、昨年からは教育センター主催のオンライン研修会の講師を務めています。そのセンターの指導主事さんから「予算が付きそうなので継続的なサポートをしてもらえませんか?」と声をかけてもらいました。でも、何をさせてもらうかは未定‥。そこで話し合いをしました。
私が提案したのは「オンラインであちこちの学校の相談を受けましょうか?」です。すでに一部の継続支援している学校ではしていることです。個別の授業改善や組織活動のアドバイスをしたり、学年会や教科会に私だけはオンラインで参加してアドバイスをしています。この話に指導主事さんは「それはいい!」と前向きです。
これは私にとっては昔からやっていたことです。生徒指導や教育相談、キャリア教育などで成果をあげて以来、しばしば県内の多くの学校から電話で相談を受けていました。校長先生や教育委員会・教育センターの指導主事さんたちからの相談もありました。勤務校以外の学校の生徒や保護者からの相談もありました。当然、電話で長く話していることが増えるのですが、長い話は物理準備室に移動して受けていました。管理職からは「埼玉県高等学校教育相談研究会事務局長の仕事のうちだよね」と容認してもらっていました。
もちろん全ての相談に対応する力はありません。ケースによってカウンセラー、精神科医、弁護士、警察、その他諸々の個人や組織にお願いして連携していました。私はこの活動を通して色々な力をつけていきました。
このことを定年退職した今、「仕事として」やらせてもらえるとしたらうれしいことです。コロナ禍でZoom等が一般化したからできることです。県内の学校をサポートすると言っても、移動することは不可能です。オンラインでならできます。「新しい仕事」の開発ということもできそうです。こんな仕事ができる「リタイアした先生たち」を育成できたら全国の先生たちが今より楽になるかも。まだ始まってもいない仕事なのに夢が膨らみます。
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