仕事パターンの大きな変化

f:id:a2011:20220213232438p:plain

【授業研究】少し大げさに言うと、最近は学校現場とつながらない日はありません。毎日、学校の授業をオンラインで見たり、現場の先生たちに向けて研修会講師を務めたり、個別に話をしています。複数のオンライン講座で先生たちの授業改善の指導もしています。

 この現場とのつながりは高校教諭の時より、大学教授の時より、間違いなく多いのです。高校教諭の時は勤務時間は当然、自分の授業・生徒指導・担任の仕事・事務的仕事・会議などで日中は他校の先生たちと交流することは滅多にありませんでした。私の場合は他校の先生が授業を見に来てくれたので、その時には交流がありますが、多くてもひと月に2~3回だったと思います。大学教授の時は大学授業が週に3日。1日は名古屋の河合塾コスモ。それ以外の日には研修会講師などで出かけていましたが、これらもせいぜい週に2~3回。昔はオンラインという環境がありませんでした。

 また、「束縛」されていたことも大きなネックでした。出かけるにしても見学等を受け入れるにしても高校長や大学事務に様々な手続きが必要でしたし、時々は承認を得られないこともありました。

 それらの状況に比べると現在の私は、一応、株式会社の社長(社員ゼロですが‥)なのでほとんど誰にも拘束されることがありません。同時にオンラインの常態化が重なりました。土日や夜だけではなく平日の昼間にも、学校現場とつながり研修会講師を務めたり、個別相談に対応したりしています。しかし、私の実体は家の中に閉じ籠っています。

 おかげで私は1日中、授業改善について考えたり調べたり書いたりしています。この仕事パターンの大きな変化が私にとってはとても良い方向に向かっています。私が外向的で野外での活動が好きな人間だったらストレスだったかもしれませんが、元々内向的で人と会わないで1人でいることが好きな私には現在の生活は子どものころからあこがれていた生活と言っても過言ではありません。

 完全にリタイアして「何も仕事がない」のは寂しいことなのかもしれませんが、今の私はその逆です。実体は閉じ籠っているけど、以前よりも好きなことに熱中しています。本当にラッキーで有り難いことです。