オンラインが敷居を下げる

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【授業研究】昔は学校で勤務時間中に長電話をしているとにらまれました。私は相談室を担当していましたから、生徒・保護者との「相談」が長電話になることもありました。全県の教育相談のチーフも務めていた時期もあるので、公務ではあるのですが長電話は多く、いつも後ろめたい気持ちがありました。この雰囲気がコロナ禍で大きく変化しているようです。
 長電話は嫌われたけどZoomやClassroomでの打合せや会議は管理職や同僚からも「仕事」と認められているようです。最近の私は多くの学校の先生たちと「空き時間」に交流しています。授業をZoomを通して見学し、その後個別相談を受けます。教科会や学年会に私だけオンラインで参加することもしばしばあります。授業の様子を部外の私が見せてもらうことも、録画を基にアドバイスをすることもほとんどの管理職が認めてくれます。昨日は更に面白いこともありました。

 昨日は私が授業改善アドバイザーになっている関東の市教育委員会の「研究委員会」のオンライン会議。ここに最近お付き合いが始まった九州の市教育委員会の指導主事さんが参加しました。この許可をもらうのは実に簡単でした。私が「先方が希望しているけど、どうですか?」と関東の市教の指導主事さんにメールすると、「どうぞ」と即答。あっさり実現してしまいました。

 昨日はそのメンバーで新しいツールを使った授業研究会の研究。最後に思い付きで、「こういう交流をもっとやるといいかも」と言うと、「そうですね、合同でやると面白そうですね」とあっさり承認されてしまいました。昔なら、管理職や教育委員会内で書類のやりとりが必要だった気がします。学校間、教育委員会間、などの壁がとても低くなった気がします。良いことです。この雰囲気の変化のおかけで、閉じ籠り続ける私の仕事は着々と増加していきます。「新しい仕事」を開拓している気がします。楽しい日々です。

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