私が貢献できるところもありそう‥

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【授業研究】少し先に講師としていくことが決まっている学校と打合せをして少し不安を感じました。その理由はその学校では特定の方法で継続的に授業改善を続けていることが分かったからです。依頼を受けた時点でわかっていれば、そこでお断りしたかもしれないのですが、今回は理解するのが遅れました。

 授業改善や学校改革に様々な方法があるのはもちろん知っています。多くの指導者がいることも知っています。私が埼玉県立越ケ谷高校で実践的に活動していた時にも、同僚には様々な理論・手法を土台にして実践している人たちがいました。その時の私たち=授業研究委員会のスタンスは、「学校として特定の方法を採用するのはやめよう」「誰がどの方法でやっても良いし、それを委員会として評価することもやめよう」でした。それでうまく行っていました。

 しかし、現場ではそうではないところもあります。1つの学校で「特定の方式」で取り組んでいる学校もあります。そんな学校では、それ以外の方法は否定的にみられていることもあります。そういう学校や学校グループに講師として呼ばれて嫌な思いをしたことが1度以上あります。私は特定の方法に対して賛成も反対もしません。しかし、「その学校の方法以外の授業を実践している講師」というだけで最初から敵対的な姿勢をとる人もいます。何回かそういう経験をしたので、事前にわかったら、お断りしています。

 今回は引き受けて、詳しい話をする中でわかりました。担当の方は比較的柔軟に対応してくれそうなので、あまり私が意見を出さなくて良いように誘導してくれているようにも感じました。そこでその流れに任せることにしました。打ち合わせから少したってから詳しい進め方についての連絡がありました。

 そこには「小林さんの振り返り会の方法を知りたい」「生徒の学び方にどう介入ているのかを知りたい」という内容のことが書いてありました。これはうれしいことです。この2つは私の授業研究の中で私(私たち)が発明してきたユニークな方法です。他の方法を使っている学校のやり方とそれほど矛盾しないと感じるところです。これならある程度の貢献ができそうです。ほっとしています。

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