多様な仕事の依頼

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【授業研究】おかげさまでコロナ禍にも関わらず、色々な仕事の依頼をいただいています。大学で仕事をしていた6年間は多忙を極めていたものの、今振り返ると「同じような仕事に忙殺されていたのかもしれない」と感じてしまうほどです。

 依頼をいただく仕事の内容は大きく分けると3つです。1つは学校や学校群または教育委員会単位での研修会講師の依頼です。2つは主にオンラインで行う個人対象の研修会です。そして3つ目は「新しいことにチャレンジをする」仕事です。もちろんそれらに共通する基盤は「授業改善」「学校教育」「教師の成長」などがテーマです。そのそれぞれがとてもクリエイティブです。

 1つ目は学校や教育委員会からの依頼を優先して内容を決めていきます。「主体的な学びの態度の評価」についてなどのタイムリーな話題をテーマにすることもあれば、初任者研修、ミドルリーダー研修、管理職向け研修など多彩です。時には「授業改善など全くやっていません」という学校もあります。その場合でも何かしら先生たちの学習意欲を高める刺激になるようにと苦心します。これらには長年取り組んできた私自身の授業改善の実践や理論研究が役立ちます。

 2つ目のテーマは1つ目と同様に様々に変化します。これに役立つのが私の実践や理論研究であることも同様なのですが、違うのは「オンラインの強み」を活かせることです。この1年間で私は動画作成の腕を上げ、「研修会に使うための動画」の質を挙げました。スプレッドシート、jambordなども入れ込むことで参加者の学びの質向上を実現します。その意味ではコロナ禍に巡り合えたことをありがたく感じています。

 3つ目は「新しい発想で始めているGCS(グループ・コンサルティング・サービス)」「授業研究に役立つオンラインツールの開発と実証研究」「組織開発に役立つ診断ツールの開発研究」「生徒の非認知能力測定ツールを広める研究」「雑誌への連載」、そして最近は「協働研究する仲間を集めようとする小林研究室(仮称)を設立する準備」「YouTubeを利用した新しい発信」なども具体的な計画の段階に入りました。

 高校教諭としての25年間、大学教授としての6年間、のそれぞれの時期もそれなりに楽しかったのですが、現在の多様性の高まりはとても楽しいものです。それももうすぐ69歳という年代で体験できるということもとても幸せだと感じます。フリーになって時間制約があまりないのもありがたいことかもしれません。オンラインが増えたことで、体力低下を補えることもラッキーなことです。明後日で2回目のワクチン接種も終わるし‥、これからは対面研修もかなり安心して動けるのも楽しみです。

 何より色々な仕事を依頼してくださる多くの会社・組織・学校等の皆様に感謝感謝です。もっと勉強して期待に応えます。

※昨年秋から継続しているオンライン連続講座の案内は以下です。
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