私の幸運と強み

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【授業研究】私は空手を中心として「技・スキル」を創る・使う・指導するなどの経験を積み重ねてきました。このことが授業研究にとても役立っています。

 技を身に付ける過程は「創る」と「使う」に分けられます。簡単に区別するなら「練習する」と「実践する」と分けても良いと思います。「練習する」ことが大事だということはすぐにわかってもらえると思うのですが、「実践する」場がないと自分の技をより高度に「鍛えること」が難しくなります。

 極端な場合は「畳水練」のように陸上で泳ぐ練習をいくらやっても「水の中で泳ぐという実践」なしには、それが正しい練習なのかどうかも確かめられないし、技を鍛えるための練習になっているかどうかもわからないことになります。

 最近の私はコロナ禍のおかげで、オンライン研修会のための「新しい技」を磨いていることになります。それは、昨日(2021/6/25)、一昨日と述べてきたとおりです。書いた後で気が付きました。オンライン研修会等に必要な技を磨いてきたのは「練習する」ことを続けてきただけではなく、「実践する場」があったからです。大事なことは「練習する」は1人でもできますが、「実践する」は1人ではできないことです。

 これに気が付くと、私はとてもラッキーだと改めて感じました。昨年5月くらいから、この1年間、実にたくさんのオンライン研修会講師の場をいただきました。これらがなかったら、「実践する場」がなく、「練習する」を続けていることが役に立つかどうか、欠点はないか、どう改良すればよいかなどを研究することができませんでした。

 ラッキーであると同時に「私の強み」も活かすことができました。私は体験を意識化・言語化することができるという強みを持っています。そこで実践の場で起きたことを振り返り、問題点を把握し改良したり、それを他の分野に応用することなどが得意です。オンラインでの様々な方法の実践を通して、次の実践に応用できたことは私の強みです。

 とはいえ、強みを活かすには、「その場」が必要不可欠でした。これは自分だけでは決して作ることができません。そういう場を多くの人たちに与えてもらい続けた1年間であることに改めて感謝します。色々なアイデアを出す私に「やってみましょう」と言ってくれる人たち、そのために会議などで周りを調整してくれる方々のおかげです。多くの皆さんに感謝します。更に研究を続けていきます。

※昨年秋から継続しているオンライン連続講座の案内は以下です。
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