先生たちが心配

【授業研究】オンラインで継続している「授業者のための雑談会」は「オンラインでは雑談ができない」と言われているらしい常識を覆して(?)、本当に雑談が延々と続きます。放課後の、いやいや生徒たちがみんな帰ったあとの夜の職員室のようなものです。まじめな話もくだらない話も錯綜します。学校現場から離れてしまった私にとって、そこから現在の学校の様子を知ることができる貴重な時間です。

 昨夜の話題は深刻でした。ある学校の中学1年生が「登校しなくなった」ということから話が深まり、子供の自殺急増の話へと展開しました。高校教諭時代には長年相談係を務め、県の研究会の事務局長も務め、多くの問題に対応し、おおむね解決してきたつもりでいる私です。しかし、昨夜のこの話題には全く解決策が浮かびませんでした。

 クラスの人間関係づくりのためには色々な方法を集め、創り、実践してきました。しかし、オンライン授業が多い、学校ではペアワークもできない、子どもたちは学校でも家でもストレスにさらされている‥。どうすればよいのか?

 不登校の予防と解決・自殺予防も緊急で重要な問題ですが、この分野での経験が多い私が心配なのは「残された先生たち」のことです。クラスの生徒が亡くなったときの担任のショックは大きく、何年も尾を引きます。それが原因で退職してしまう人たちもたくさんいます。教職が怖くなる人もいます。

 予防策として、積極的な人間関係づくりの方策として、色々なワークを作ってきた私ですが、現在の学校で使えそうなものはほとんどありません。新たに創る必要がありそうです。

 この問題解決のためのプロジェクトを立ち上げようと思います。協力していただける人、アイデアのある人、情報をお持ちの方、連絡ください。

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 [上記のグラフの出展は以下です]

自殺した児童生徒 最多の479人 高校生の女子が大幅増加 | 教育 | NHKニュース