【授業研究】大阪の金蘭会高等学校・中学校に2日間伺いました。女子校です。先月、初めて伺いましたが、この時は全体研修会で少しお話ししただけでした。今回は、学校の様子を理解して、今後の授業改善の方針を探るために学校の様子、特に授業を理解するために2日間丸々使いました。
初日、始発で移動して朝から授業を見学します。1コマで4~5人の授業を見て行きます。これを例えば、1,3,5時間目に行い、空いている時間に面談を希望してきた先生たちにフィードバックします。この1コマに数人の授業を見学し分析する方法は数年前に気が付いて、ブラッシュアップしてきましたが、短時間で多くの先生たちの授業を分析し、同時に生徒たちの様子をも把握できるのでとても有効です。
更に。私は短期間に学校を理解したいので、色々なことをします。まず、朝の登校風景も見学します。特に遅刻になる前後の様子に注目します。遅刻する生徒の人数、遅刻する生徒たちの態度とそれに対する先生たちの態度などは学校の雰囲気を理解するのにとてもよい場面です。
この日は偶々少し遅刻の生徒たちとエレベーターで一緒になったので「もう遅刻ですか?」「遅刻するとどうなるの?」などと質問します。生徒たちはとても丁寧に返事をしてくれます。こんなところから学校の雰囲気を感じることもできます。偶々、教育実習生もいたのでつかまえて聞きます。みんな卒業生なので、在校していた時はどんな学校だったの?などと質問します。
2日目の放課後には全体研修会です。2日間見学して私が気が付いたことを皆さんにお伝えします。よい点も気になる点もあまり隠すことなく伝えます。先生たちにとって耳の痛い話も伝えます。これは「外部の人間の役割」の1つと理解しています。いつもこの時は、先生たちから反発があるのではないかと少々不安になります。しか、おおむねきちんと受け止めてもらえます。今回もそうでした。
私の学校支援の方法はこの最初の授業見学から始めることも含めて、だんだんパターンが固まり始めました。この学校も大きなポテンシャルを持っていることを理解しました。これからのお付き合いが楽しみです。
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