まだ反応いいかな‥

【授業研究】先日、久しぶりに電車に乗ったときのことです。空いていたので3人掛けの「優先席」に腰かけました。しばらくすると若い女性がひとつ間を空けて腰掛けました。間の一人分だけが空いています。私は買ったばかりの小説に冒頭部から引き込まれてしまい、あまり周囲の様子が意識できない状態になっていました。どこかの駅に停車した時に乗ってきたと思われる2人ずれが、この「優先席」に近づいてきました。

 ちらりと見えたのは「若い女性」と、彼女の手を引く初老の女性でした。親子だったかもしれません。若い女性は目が不自由だったかもしれません。おめでただったかもしれません。いずれにしてもサポートが必要な人に見えました。私はすぐに立ち上がり席を譲り、ひと声かけて隣の車両に移動しました。席を譲るときにその場を離れるのは私の癖です。恥ずかしいというかその場にいるのが気まずいからです。私が移動しかけたときに、腰かけていた女性も立ち上がりました。すでに私がいた席に2人は腰を下ろしかけていましたから、その女性も元に戻りました。

 この些細な瞬間に「まだ、さほど衰えていないないな」と感じました。空手をやっていたので、周囲に対する感覚や、何かを感じ判断して動き出す反応は他の人より良いつもりでいます。少なくとも現役で試合をしていた時には「素人には負けない反応の速さ」に自信がありました。腰を下ろしていた若い女性よりは私の方が周囲を認知し、判断し、動くのが早かったということに満足しました。

 年を取るとこんなことにもうれしくなるものです。そのうちに席を譲ってもらう立場になりますけどね。できだけそうなるのを先延ばししたいものです。 

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