大学生からの相談に対応

【授業研究】

昨年度まで勤務していた大学の学生さんから「相談に乗ってください」と依頼。Zoomで1時間ほど面談。少々難しい問題でしたが一応解決。学生さんも元気になってきたので終了としました。

 私が大学に勤務していた時のこの学生さんの印象は、意欲も能力も高く、将来が楽しみでした。その学生が行き詰っていました。きっかけは「授業で指導してもらっている先生のひと言」だったようです。

 学生は友達関係で起きてきた問題は学生相談室に持ち込みますが、「先生」に関わる問題を「先生たち」には持ち込みません。大学相談室の相談内訳を見ても理解できることですし、私自身の相談係としての経験からも理解できます。すでに「大学の先生」ではない私には相談しやすかったのだと思います。

 この種の問題を担当するときに気を付けなくてはならないのは「その先生を悪者にしない」ことです。「その先生が悪いから気にすることはないよ」「大学にハラスメントだと訴えれば」などとアドバイスすることも可能ですが、それでは学生と先生、学生と大学の信頼関係が揺らぎます。そこで私はその先生に対する批判はせずに、その出来事をきっかけににして学生さんの自己理解が深まり、意欲的に自分を成長する学びに向かうように支援をしました。久々に相談係としての在り方を意識できました。

 それにしても、この学生さんと会わなくなってからやがて1年。私のことを思い出してくれて相談に来てくれたことはとてもうれしいことです。内容の詳細はここで書けませんが、私にとっては最近読んだ本の内容にピタリとあてはまる内容でした。その本を基にして学生さんにアドバイスしました。偶然の出来事の面白さを感じることもできました。

 

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