論理のずれにヒヤリ

【授業研究】昨日(2020/11/15)の投稿にはfacebookでたくさんのシェアとコメントをいただきました。それはうれしかったのですが、ヒヤリとしたこともありました。私の投稿の要約は以下です。

 「協同学習入門(杉江修治著/ナカニシヤ出版)」を読んで印象に残ったことです。その内容は多くの先生たちが授業中にやっていることは「実効性はないけど、やることになっているからやっているだけのこと」、つまり「セレモニーのようなもの」が多いのではないだろうかという杉江氏の記述です。
 これを続けていると「そのセレモニーのような活動の間、子どもたちの頭の中は十分に働かず、授業は隙間だらけの間延びしたものになり、(授業というものは)真剣味の少ないものだということを子どもたちに教えてしまうことになる」というのが杉江氏の主張でした。

 ところが、facebook上のコメントはいつのまにか、「セレモニーは嫌いだ」「いやいやセレモニーは大事だ」という議論に切り替わりかけていました。これは「セレモニ―」という言葉に過剰反応した人と、議論を「セレモニーは必要が不必要か」と「過度に一般化した議論に読み取れそうなコメント」を出した人がいたためでした。

 慌てました。私が本や雑誌に書いたものなら「私の責任」なので覚悟もあります。しかし、今回の問題は私が引用した元の本を書いた杉江修治氏が誤解されかねない不安が生じました。これはいけないと、いくつかのコメントを入れて「火消し」に務めました。

 昼頃に始まった「小さな騒ぎ」は夕方には収まったようなのでほっとしました。良い体験になりました。たまたま、原稿書きでネットにつないだままにしていて幸運でした。数時間ネットから離れていたら、「気が付いたら大騒ぎ」になっていたかもしれません。おかげで「友だち」が増えたことはうれしいことでもありました。

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