【授業研究】5/17に鹿児島修学館中学高校で実施した教育講演会に参加した全生徒の感想カードを読みました。うれしいことや気づきがありました。
基本は苫野一徳先生(熊本大学)の講演です。それに対して私が司会兼対談相手として参加しました。前半は苫野先生の講義の後で生徒のためにと意識して質問を中心とした対話をしました。後半は生徒たちから出してもらった質問をピックアップしながら苫野先生と一緒に回答したり、話し合ったりしました。全てをオンラインで行いました。苫野先生は大学から、私も自宅からアクセスしました。
実は終わった時点でかなり不安でした。それは「生徒の理解のために質問をし、対話をする」ことが私の役割だったのですが、苫野先生の話が面白過ぎて、かなり自分の興味本位の話に偏ったのではないかという不安でした。
翌日、「苫野先生の話が面白すぎて困りました(笑)」と苫野先生にメールすると、「私も小林さんとの話が面白すぎて困りました」と返事をいただきました。ますます登壇者だけが楽しんだのではないかと不安になってしまいました。
ところが生徒たちはかなり前向きでした。全体の感想欄と苫野先生宛の欄には深い気づきや自分の意見がびっしり書かれていました。中学生がそれほど書けないのは当然としても、高校生の中には「この生徒はすごい」と感じるコメントもありました。
更に私宛のコメントもとても肯定的でした。以下に挙げます。
・私たちが聞きたいことを質問してくれて理解が深まりました。
・二人の話を楽しく聴けて哲学に興味を持ちました。
・苫野さんと小林さんの話を聞いて考える幅が広がりました。
・小林さんが生徒の質問に対して答えるスピードが早くてびっくりしました。
・小林さんが苫野さんにしてくれた質問は私も気になっていたものでした。
・二人のトークはとても楽しかったです。
・二人の会話が楽しくて私も一緒に混ざって話したいと思いました。
・小林さんの相づちや進行が良く話を楽しみました。
これはびっくり。リモートのため生徒たちの表情などは読み取れず、反応はほとんど把握できなかったので、これらのコメントはとてもうれしいものでした。カウンセリングやグループ指導を通して鍛えてきた力は、こんなことにも役立つと実感しました。
最近考えている次へのチャレンジにもこの力が必要なので、少し自信が持てました。
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