教育委員会の研修会でもZOOM?

【授業研究】非常事態宣言が出ると同時に今月末の研修会を予定していた学校から「中止」の連絡が入りました。この学校のコアチームとはZOOMで打ち合わせをしようとしています。5~8月にかけて引き受けている学校・教育委員会・教育センターなどの主催の研修会についても延期や中止も含めて様々な可能性があることについての連絡が次々に入ります。

 その中にはZOOMで実施する可能性を探る打診も出てきました。「ZOOMでもできますか?」というざっくりした質問もあれば、「教育委員会としてはZOOMと有料契約をしていません。現在は教育機関には無料提供されていますが4月いっぱいまでです。これが切れると40分間の制限付きになります。どすればよいですか?」という具体的な相談もあります。

 私は100人までなら時間制限なしに使える契約をしているので「100人までならできますよ」と回答したり、「40分の制限の場合もルームを2~3個作っておいて、次々に移動しながら継続する方法もありますよ」とアイデアを出したりしています。「100人を超えるならダブルヘッダーにして2グループでやる方法もありますね」と答えたこともあります。

 それらの対応をしながら私が考えているのは「講義は動画にして事前に配信する」ことです。こうすればダブルヘッダーにしても同じ内容を「講義する」ことができます。また、事前に見てもらうことを条件にすればオンラインでの「反転授業」を実現することもできます。そうなれば実際のオンライン講座ではグループワークと質疑応答を中心に進めることかできます。こうなるとこれまでのリアルな研修会より質が高くなるかもしれません。

 オンライン講義のために試している色々な方法はリアルの対面型の授業の質を上げることにもつながることもわかってきました。「災い転じて福とする」と言えそうです。色々調べているうちにZOOM以外のツールも知りました。それらのツールを状況に応じて使い分けると講師にとっても受講者にとっても楽しくて簡単で効果を上げることができそうです。

 宣言が出たことで自宅に籠る時間が増えました。この期間に更に色々なことを学んでパワーアップしていこうと思います。

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