【授業研究】昨日(2020/11/08)の続きです。
私がお手伝いした大学のオンライン授業は好評だったのに、
実は現状は以下ですよと聞いて驚きました。
その内容は以下です。
A Zoomを使ったオンライン授業が増えたけど学生には不評。
B 配信型の授業も他の授業は不評。
詳しく聞くと次のような状況でした。
AではZoomでリアルタイムで講義をしているということです。
その講義が「ワンウェイでわかりにくい、つまらない」ということのようです。
それはつまらないだろうなあ、と思います。
2つの問題を感じます。
1つ目は「なぜワンウェイの講義なんだろう?」です。
Zoomならグループワークもできるし、
学生に発表させることもできます。
講義を事前に動画等て配信すればオンラインでは
「質疑応答」中心に進めることもできます。
私は毎月数回程度のオンライン研修会講師を担当していますが、
色々な方法を開拓して使っています。
2つ目は「ワンウェイでも楽しく聞けるようになるのに‥」です。
失礼な言い方になりますが、
もしワンウェイにこだわるなら学生が飽きないような講義を開発すべきです。
学生は高い授業料を払っているのですから。
私はその自信がないので他の方法で補っています。
Bは不評の理由は私にとっては意外なことでした。
それは「音声説明がない」ということでした。
これも理解するのに苦労しました。
いくつも質問してようやく理解できた内容は以下です。
どうやら普段の授業で使っているパワポのデータを配信しているだけです。
その説明を「ノート」の欄に少し書き込んでいるのです。
しかし、パワポも見てもノートを見ても意味が分からないと学生は言うとのこと。
私と話している大学の先生も
「実は私が読んでも意味が分かりませんでした」とのこと。
更に「課題の指示も意味不明なのです」。
私がアドバイスした配信型の授業は
パワポでの説明を基にした「音声付き動画」です。
学生アンケートに「音声付きだからわかりやすい」と
あったことの意味がようやく分かりました。
他の授業にはそれがなかったということなのです。
これらのことを考えると
大学の先生たちがもう少し努力するべきだと思います。
知人は来年大学受験をするお子さんが
「田舎の大学に行く方が良いと思う」と言っているとのこと。
大学のオンライン授業の質が低いままだと、
学生の動向が変動することも大いにありそうな気がしてきました。
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