後任のためのサポートでスキルアップ

【授業研究】COVIT-19のお陰で大学の授業は振り回されています。一時は、4/1から開始と通知した大学ですが、首都封鎖?の話と、文科省が授業回数を柔軟にして良いと通知したことを受けて授業開始を遅らせました。なんてことは本来4月からの授業に関わらない私には無関係のはずなのですが‥そうでもないのです。

 私ともう一人の先生が受け持っていたある講座は、2人ともこの3月で退任します。代わりに担当する方が2人なのですが、お2人ともこの分野はそれほど得意ではなく、全く新しいことへのチャレンジに等しいのです。そこで、シラバスの調整や資料の作り方、講義の進め方などを何回かお会いして伝達してきました。おおむね整ってきたので、4月にもう一度最後の引継ぎで終わりましょうと話していたところでした。

 そこへ突然、「14回の授業を10回にします。オンライン授業などを併用して授業の質の維持を保持してください」と大学から連絡がきたということなのです。当然、「小林さん、どうしよう?」とメールが届きました。私の案はできるだけ本来の授業を損なわないような微調整にしましょうという提案です。そのために数回は「オンライン講座」を入れる必要があります。これは全くこの授業そのものをご存じない方たちには不可能に近い難題です。そこで、ひな形をつくってあげることにしました。

 実は高校物理を大幅に変えた時にもオンライン講座にチャレンジしようとしていました。パワポで説明しているところをそのままデータ保存しようとしました。しかし、当時はこれはとても困難な作業でした。色々調べたのですが機材も必要だとわかって断念しました。今はあのときよりは楽になっているだろうと調べ始めました。

 ネットで調べ始めてみるとだいぶ楽そうです。しかし、実際に始めて見ると解説通りに作動しません。「うーん‥」「なんだこりゃ‥」「説明が意味不明だなあ‥」「おいおい、この手順がぬけているじゃん‥」などとブツブツ言いながら深夜になるまで格闘した結果、パワポのプレゼンを簡単に動画に保存できるようになりました。レーザーポインターまがいのマウスの使い方も身に付けましたし、色々な解説の不備も見つけました。

 これで後任の方への引継ぎもうまく出来そうです。「余計なお世話」なのかもしれませんが、このチャレンジで私のスキルは少しレベルアップしました。4月からの私の活動に役に立ちます。一石二鳥です。

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