臨機応変

【授業研究】プロジェクター、パワポ、ZOOM、まなボード、KP法‥‥様々な道具や手法が次々に取りざたされます。私は高校物理改善ではパワポ&プロジェクターを常用していたので、いつのまには「小林はパワポ」のイメージが定着しているようです。

 しかし、実際にはこの数年間に以下のツールにチャレンジしてきました。まなボード(それに類したホワイトボード等)、えんたくん、ミーティングレコーダー、物理クリッカー、ロイロノート、スカイプ、ZOOM、KP法、clica‥その他その他‥です。使ってみて役に立ったもの、使いにくいもの、参加者から好評だったもの、不評だったもの‥実に多様です。

 開発した人や販売する人、解説書を書いている人たちは、どうしても「自分たちの方法が一番」という姿勢が強い気がします。押し付けられるような気がして嫌になることもあります。

 私はどの方法も一長一短だと思っています。余裕のある時に気になった方法にチャレンジしておけば良いと思っています。少し慣れておけば、いざという時に使えます。この2~3週間は昔からZOOMになじんでいたので、さほどの抵抗もなく誘ったり誘われたりして使っています。

 最後に紹介したいのは、張り紙方式です。KP法というのがはやりかもしれません。私がこういう方法をとると「小林さんがKP法を使うとは思いませんでした」と言った人がいましたが、この感覚が私には不思議です。

 以下に示したのは少し前に中学校の研究会で使ったものです。事前にはどんなテーマでどんな展開になるのががわからないことが多いのが校内の研究会です。一応、色々なデータとPCを用意してはいましたが、予想外の展開になりました。その展開に合わせなくても良いですよ、と管理職には言われていましたが、それはどうも私の役割に反する気がしてしまいます。そこで、皆さんの話し合いの合間の5分ほどの時間で、A3用紙4枚に以下のような「項目」を列挙しました。

 これを黒板に貼りだして、約15分間の説明をしました。中学校なので「総合的な学習の時間」と表現していますが、高校の「総合的な探究の時間」にもつながる大事な問題です。こんな風に、必要と状況に応じて色々な方法を自由にチョイスできるようにするために、色々なことにチャレンジしておきたいものです。 

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