「小林さんのことを警戒している人もいる」

【授業研究】来年度に向けて支援する学校との打ち合わせを進めています。その中では管理職や経営者の方とお会いしたり、コアチームとの話し合いをしたり、個々の先生たちとの質疑応答もしています。そこで気が付いたことは多々あります。それらについてメモをしていくことも増えそうです。

 いずれ連載(「授業改善のリーダーシップ」(「月刊高校教育(学事出版)」所載)で書いたり、単行本にするつもりですが、現場の皆さんにも役立ちそうなことをこのブログで逐次とりあげていきます。

 ある学校のコアチームでの会議で「先生たちの中には小林さんのことを警戒している人もいます」という意見が出ました。これは私が指導者して入るということは「小林がやっているようなグループワークを中心とした授業をやらされる」という「誤解」のようです。私は以前から私の「高校物理」は「正解」ではなく、「ヒント」または「例・サンプル」であると言ってきました。しかし、なかなかうまく伝わらないようです。

 最近ではワンウェイの授業の人たちも否定せずに、そのパターンの授業を基にしても授業改善を始めることができる方法も提案しています。その詳細は別で述べることにします。

 このコアチームの話し合いの中でのこの発言の大事性は「アドバイザーに対するネガティブな意見や情報を発言できた」ということです。管理職が連れてきたアドバイザーの前で迂闊なことをいうと「管理職ににらまれる」と恐れることも多々あります。参加者全員が「面従腹背」をしていることもあります。そんな雰囲気の会議に出席したことも何回かあります。

 そういう中でこのネガティブな意見が出たことは私はとても良かったと思います。「そういう情報や意見をどんどん出してください。皆さんと私で共有しましょう」と対応しました。「何を話していも良い場・安全安心の場」をつくることが授業中のグループワークでは大事ですが、授業改善に関わる会議や話し合いでも同じことです。 

 

◎「アクティブラーニング入門3(小林昭文著/産業能率大学出版部)」は

 こちら→https://www.amazonこれを.co.jp/dp/4382057744/

f:id:a2011:20190822064657p:plain

◎お問い合わせ、研修会講師等のご依頼はこちらへとうぞ。

  →akikb2★hotmail.com ★をアットマークに替えてください。