【授業研究】現場の先生の実に素晴らしい感性に拍手してしまいました。現場で指導している時に私が繰り返しているのは、「授業研究会」「公開授業」などで「特別な授業をするべきではない」ということです。そのことに対して届いたメールです。
> 私も「すごい授業選手権」
> 「今までにない授業の見せ合い大会」
> になるべきではないと思っています。
うまい表現です。私以上に的確な言い方です。
この表現を私も使わせてもらおうと思います。
この表現の大事なところは「授業を見せる相手」が
「他の教員」「管理職」「指導主事」「保護者」などになっていることです。
普通の場合、授業は人に「見せるため」のものではありません。
生徒たちが楽しんで成長できる授業をつくることが私たちの役割です。
研究授業や公開授業の目的は「普段の授業」を他の先生たちに見てもらって、自分の授業をブラッシュアップするためのものです。「普段の授業」でなければ、翌日からの毎日の授業をブラッシュアップすることはできないからです。
それなのに「批判されるのが嫌だから」「他人によりよく評価されたいから」「少しでも目立ちたいから」‥などの理由で「特別な授業」になりがちです。その背景には「安全安心の場が欠落している職場」があるのかもしれません。他にも共通する授業観やスキルなどが明確ではないからかもしれません。
このあたりのことを解明しようと取り組んでいます。
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