ヒントが実践されて効果が出ていた

【授業研究】スーパーバイザーを務めている横須賀市立横須賀総合高校に伺って、うれしい話を聞きました。何か月か前に「羅針(課題研究)」のやり方について質問を受けていました。主な問題点は2つです。

・課題の種類別に担当を決めてきたが教員の負担がとても大きい。

 異なる課題を持つ生徒をまとめて指導する方法はないか?

・1人1人の生徒の課題について個別指導をするのも教員負担が大きすぎる。

 生徒同士で学びあわせる方法はないか?

 これは私が30年ほど前に実践していた方法が役に立つと思い、ヒントを提示しました。ただ、私はこの時、2020年度からの実践の話だと思い込んでいました。

 ところが昨日の会議で、現2年生担当の先生から「小林さん、あの方法はうまく行きそうですよ」との発言が出てきました。「?」と首をかしげる私に以下のように説明が続きます。

「小林さんのアイデアを去年の暮れから試してみました。

 そしたら、生徒が活性化しました。

 他の先生たちからも同様の報告が届いています」

 これはびっくりでした。もっと丁寧な準備をして始めないと先生たちも生徒たちも混乱するのではないかと思っていました。この大胆なチャレンジには驚きましたが、私の提案は効果があることを確認できたことになります。うれしいことです。

 そこでそれを基に新年度スタート時にそれを基にした「全体研修会」をやろうという話になりました。では、どういう手順でやるかについて話し合いました。皆さんのアイデアを伺いながら、私の考えを提示しながら調整していきます。

 キイワードは「質問を中心にした対話スキル」です。この方法が「課題研究・総合的な探究の時間」と「教科授業」をつなぐことになると私は考えています。継続指導している他の学校にも提案していることなので、一斉に来年度は大きなチャレンジができそうです。楽しみが膨らみます。

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