【授業研究】継続的に支援している私立小学校で興味深い動きが起きました。この小学校では中堅の女性教師のAさんがこの2~3年間、素晴らしいリーダーシップを発揮して組織的授業改善をぐんぐん推進してきました。そのAさんが産休。1年間は現場から離脱。どうなることやら?と少々不安になります。
後を任されたのは2人の若い男性教師。新年度になってからは、校内体制や今年度の目標などをメールで知らせてくれます。研修会の日程や内容調整なども意外にきちんきちんと進めてくれます。校内研修会の打合せはZoomで行い、最近はグーグル・ドキュメントで共有します。事後に見ると、とてもきれいにまとめてくれています。色々考えた上で、そのドキュメントの内容を研修会に使うことにしました。これは小林とコアチームの話し合いの内容をメンバー全員にオープンにするということです。
昨日の本番ではこの2人がとても良い動きをしてくれます。全体会に先立って数人の新任者のための研修会を行いましたが、Zoomに不慣れな新任のためにあれこれとカバーしてくれます。進行もスムーズに進めてくれますし、質疑応答のフォローもしてくれます。その場ではカバーしきれないことについて「あとでこんなことをやりましょう」と私が言えば、2人がすぐに「私たちで今後の計画を作成します」と繋いでくれます。どうやらAさん不在の間はこの2人が充分にカバーしてくれそうです。
私もこれまではAさんに任せておけばよいととらえていました。今は若い2人と丁寧に連絡を取り、コアチームを通して全体をサポートするようにしています。月に1回はこのコアチームと私との会議を持つことも決めました。新任の人の授業フォローアップ方法も決めました。良い感じで新年度が進み始めた気がします。うれしいことです。
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