メルマガという方法

【授業研究】ひさしぶりにお会いしたDさんと何時間か話し込みしまた。授業改善の話で盛り上がりました。色々なことが印象に残ったのですが、特に「メルマガ」の話に興味津々です。このブログと並行して「メルマガを発行した方が良いのではないですか?」という提案です。

 その主な理由は「あの内容はとても面白い。あれを無料で不特定多数に配信するのはもったいない」というお褒めの言葉です。「いずれ有料化出来たら収入にもなりますよ」という話も、大学教授という立場を離れてフリーで活動するようになればやりやすいという気もします。有料配信とするなら、それだけの価値のある内容を発信する責任も生じます。

 有料化よりも最近抱え込んでいた問題の解決になりそうなことに魅力を感じます。それは、最近、ブログに書く内容に少々困っていたことです。その内容は2つです。1つは書きたい内容が深いものになると、1回では終わらなくなります。3~4回の連載なら読んでくださる気もしますが、それ以上は難しい気がします。それ故、書いたものの、そのままストックしている原稿もかなりの量があります。

 この数回にわたっても書きたい内容の一部には研修会講師で話している内容も含まれます。或いは、現場で指導している内容も含まれます。これを書き出すと「オンライン研修会」になりかねません。こうなると様々な問題が浮上します。

 もう1つはテーマによっては不特定多数の人たちに配信しにくいと感じることもあります。書き方によっては色々な誤解を生じそうなこと、私個人の強烈な意見の場合は激しい反論も出かねないこと、個人が特定されそうな内容はなかなか書けない事、出典を明示できない内容に関しては著作権に触れる可能性があること‥等々です。

 これらがメルマガにすればおおむね解消できそうであることを初めて理解しました。申し込みの時点で個人名や所属を知らせてもらえば安心して配信できます。たぶん、大半はどこかでお会いしたことのある人たちになると思うので、安心できます。逆に言えば意見が合わないと感じる人たちと一線を画すこともできます。

 ついでに言えば、メルマガ会員からなら個別相談に応じることもできそうです。個別の相談にはこれまでも時々対応してきました。しかし、私も全てに対応できるわけはないし、内容によっては私以外を紹介した方が良いと感じることもあります。この問題もメルマガという方法によって改善できそうな気もします。

 今まではこれらのことを考える時に最初のネックは「忙しい」でした。亡くなった秘書の山田さんにあれこれお願いしていました。山田さんの逝去によってそれができなくなっています。来年度はその多忙はかなり軽減されると予想しています。それなら、自分でメルマガ運営もできそうな気がします。もしも、大きな人数になって運営が困難になってきたら、改めて秘書やサポーターを探し、その人に払う程度のメルマガ料金を設定すればよいか‥などと考え始めました。

 来年度フリーになってからの活動についてはすでに色々なお話をいただいています。現在の仕事でそのまま継続できるものもあります。来年度に向けてかなり前向きの展望が見え始めた時に、このメルマガのアイデアをもらいました。ありがたいことです。来年度に向けて、フリーで活動することに向けての、希望が膨らみます。 

◎「アクティブラーニング入門3(小林昭文著/産業能率大学出版部)は

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