組織的な授業改善計画の国難

【授業研究】学校の授業改善をどう支援するべきか、あれこれ考えています。これまではほとんどの場合、現場からのリクエストに応じて内容を決めていました。1回だけの訪問と研修会ではそれしかないと思っていました。時には年に1~2回呼んでいただくこともありますが、それでも、その都度のリクエストに応えていました。

 それに対して来年度からのいくつかの仕事は「継続的な支援」です。自分の体験やいくつもの学校の変化を見てきたので、「授業改善」=「組織改革」=「意識改革」であるべきと感じます。しかし、この図式の実現を「古い授業観」「古い授業スキル」を残したままでは中途半端になります。組織改革も同様です。ピラミッド型組織論と上意下達型リーダーシップ論とリーダーシップ・スキルでは結局行き詰まります。つまり「意識改革」はできないということです。

 ここをどうやってうまく乗り越えていくか。どうやって大きなトラブルや対立を起こさないで進めて行くか、アタマの痛い問題です。結局は実際に動きながら考えるしかないとは思っているのですが、その前のデザインをどうするか‥このところ考え続けている課題です。

◎「アクティブラーニング入門3(小林昭文著/産業能率大学出版部)は

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