「授業改善のリーダーシップ」(1)

f:id:a2011:20210715104032p:plain

【授業研究】ある県の校長会の研修会講師に呼んでもらいました。その打ち合わせをZoomで行いました。2つのうれしいことがありました。

 1つは担当の方にリクエストがきたきっかけは月刊誌の連載だったということです。「月刊高校教育(学事出版)」に昨年(2020年)4月号から連載している「授業改善のリーダーシップ~Leadership for school improvement~」がそれです。今月半ばに発売される8月号が第17回となる連載です。雑誌は高校の校長先生をはじめとする管理職やそれらを目指している人たちを対象としています。当然、私もそれを意識して書いています。その読者の校長先生に「もっと聞きたい」と感じてもらえたということなのだと思います。執筆者としてはうれしいことです。

 2つ目はこの連載に書いていることは全て私のオリジナルです。私の「授業改善研究」のプロセスを紹介し、その過程で発見した論理構造を基にできるだけ理論的に整理しようとしています。そして、それらに基づく具体的な改善方法にも言及しています。特に「基本スキルと基本パターン」を土台にした組織的授業改善は仮説を立て、実践をし、成果を報告しています。最近では『セレモニー』という概念を提示して新しい視点を提案しています。それらについて「面白いね」という声が伝わってきます。その声の表れのひとつが今回の依頼につながったのだと思います。私のユニークな理論に着目してもらえたことがうれしいことです。

 そして打合せの冒頭に言われたことが、「実は校長は授業改善をテーマに教員の授業を見ても、どうコメントすればよいのか苦労しているのですよ」でした。これを聞いたとたんに私が経験的に身に付けてきた方法が役に立つと感じました。その詳細は明日です。[この項続く]

※昨年秋から継続しているオンライン連続講座の案内は以下です。
◎「みんなのオンライン職員室」はこちら→ https://minnano.online/
◎「アクティブラーニング入門3(小林昭文著/産業能率大学出版部)」は
  こちら→https://www.amazon.co.jp/dp/4382057744/