「総合的な探究の時間」の問題解決に‥

【授業研究】スーパーバイザーを務めている横須賀市立横須賀総合高校に伺いました。授業見学や個別の質問対応をしたあとで、「総合的な探究の時間」の持ち方について担当の方からの相談を受けました。主な問題は以下です。

・教員1人で約10名の生を担当するが、

 多様なテーマを持つ生徒たちをうまく指導する方法はないか?

・個人研究のテーマ設定にいつも苦労する、良い方法はないか?

・単なる調べ学習にならない工夫はどうすればよいか?

 これに対して状況をより詳細に質問しながら、おおまかな提案をしました。それをとても喜んで了解してくれました。詳細な計画書やワークシート等を1~2週間で作成して具体案をつくり、更に検討しましょうということで終わりました。

 実はこの方法、約10年間温め続けていた方法です。原型はもう20年近く前にAO入試対策として毎年10名前後の生徒たちを指導していたころに編み出し、使っていた方法です。教員の負担は軽く、生徒たちは「対話と振り返りを通して、深い学びを積み重ね、主体的な学びの質を高めて」いきます。更には、教師の「プロセスを観察し、プロセスを調整する」力も高め、教科授業者や担任としてのスキルも向上させます。私自身が体験してきたことです。

 これまでに、色々なところで提案し続けてきました。しかし、どこでも受け入れてもらうことができませんでした。ようやく、実践に移すことができそうです。とても楽しみです。半年か1年後にはかなり自慢できる成果を報告できると思います。どうぞ、お楽しみに。

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