「授業改善のリーダーシップ」(2)

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【授業研究】昨日(2021/7/15)の続きです。校長先生たちの悩みはおおむね以下の内容です。

「自分の専門だと内容がわかるから説明の仕方をアドバイスすると嫌がられる」
「自分の専門外だとその説明が良いかどうかわからない。評価も指導もできない」
「アクティブラーニングなんて自分がやったことのない授業を指導するのは困難」

 これらの悩みの大半はコンテンツ(教える内容)に関わる問題です。私は管理職ではないですが似たような問題に直面しました。それは「アクティブラーニング」大流行のおかげで全国に呼ばれたことです。小中高校・大学と全校種に行きました。教科科目も多岐にわたります。この時の私の悩みは校長先生たちの悩みとほぼ同じでした。

 そこをどうやって乗り越えたか。たくさんの「普段の授業」を見学するうちに校種や教科によってコンテンツには違いがあるものの、良い授業のプロセス(生徒の学び方・先生の進行の仕方)には共通性が見えてきました。ここに着目すればどの授業でも判断できますし、アドバイスもできます。プロセスに焦点を当てれば反発されることもそれほどありません。

 そんなことを打ち合わせで話しました。担当の方は大喜びしてくれました。そんなことを軸にこの校長会の研修会を準備していくことにしました。実施時期は秋なので時間はたっぷりあります。充分な準備をして臨みます。[この項終わり]

※昨年秋から継続しているオンライン連続講座の案内は以下です。
◎「みんなのオンライン職員室」はこちら→ https://minnano.online/
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