「途中から小林さんのしかけに気づいて〈対話〉を実感した」

【授業研究】標記はリフレクションカードのコメントです。これは私がだらだらと説明し続けるのではなく、「説明(板書・ノートなし,15分以内)」→「グループで話し合う(印象)古都ひっかかりを共有する、質問をつくる、2~3分)」→「質疑応答(5~10分の間で時間を区切る)」というパターンを繰り返ししていることを指していると思います。

 更に。質疑応答の際には以下をお願いします。

・コンパクトに質問してください。

・お礼や慰労、自己紹介、遠慮や言い訳は不要です。

・立たないで着席したままで質問してください。

・「質問どうぞ」のあと30秒間手が挙がらなければ次に行きます。

・私もできるだコンパクトに回答します。

・その回答で不足の場合はそれに続けて質問してください。

 この形式にすることで、グループ内での話し合いは盛り上がります。質問の数も増えます。どこに行っても「こんなに質問が出た研修会は初めてです」と言われます。

 時々、話し合いの後にも質問が出ないことがあります。これは「質問を考える」にはつながらない雑談になっているからです。そこで「ではあと1分延長します。質問を考えるとは、質問をつくることです。〈〇〇は何ですか?〉などと質問の文章を書いてください」と指示をします。このあとには必ず質問が出てきます。

 対話の始まりは「質問」です。これにより徐々に皆さんが「対話」の効果を体感してくれます。この「対話」とは「一人ではできないことができるようになるプロセス」の意味です。

 この方法は授業でもそのまま使えます。大事なことは先生が「予定時間通りに説明できるか」「コンパクトに回答できるか」です。ここはトレーニングして欲しいものです。

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